それにしてもそれにしても。
豪雪地帯というのは凄いものである。
福知山から豊岡に向かうあたりが、俺の通った中ではいちばんエグくて、
知ってますか?あの辺の道路って、地面からスプリンクラーみたいに、
お湯が噴き出す設計になってるんだよ。路面が凍らないように。仰天。
信号機は縦になってるし(←雪が積もらないように)。
その辺りの道路に,大きな立て看板があった。地方自治体が立てたもの、と推測されるんだけど
「やっぱり故郷が一番!」と書いてある。
Uターンとか、Iターンを狙って、人口減少に歯止めを掛けるべく、という趣旨なのだろうけど
あの豪雪の中では
「オラ、こんな村イヤだ」としか読めなかった。
いや、普段はすごくいいところなのだ。美しい山々、大自然。
だが、雪の時期はちょっと辛いな。
その看板の近くに、またまた大きな看板で、
これはその付近の小学校が立てたもの、みたいなんだけど
「この道は、人も獣も通る道」とある。
これ、どういう趣旨なのか、ちょとわかりにくいよね。
俺の推測では・・・・・小学生に向かって、
「この道でイノシシや、シカや、タヌキに出会っても大騒ぎするなよ、それが普通なんだから」
と言っているのではないか?と。(だから、ゴミを捨てるな、というのもあるか。)
でも、クマには会いたくないな・・・・お互いに。
子供の頃、東京に住んでいたころは、しょっちゅう雪が降っていたような記憶がある。
全然、珍しくなかった。
でも今考えたら、雪が積もるたびにイヌのように喜んでいたが、
知らないところで・・・大人たちは苦労していたのかもしれない。
スタッドレス・タイヤなんていう便利なものが普及してきたのはここ20年くらいだし、
タイヤにチェーン巻くなんてね、あれ実は大変なのだ。
東京って実は坂道が多かったし。今思うと、ゾッとしてしまう。
小学生くらいの子供が雪で大喜びして、「もっと降れ~!」などと叫んでたりすると
ついつい「イラッ」としてしまうのは情けない事だ。
「本当にもっと降ったらどうすんだよ」とか思ったりして。
しかし、雪国って苦労が多いんだろうね。
怒髪天のドラムの、坂さんが昔(今もか?)、
バイク乗りで、SRに乗ってたんだけど(SR、いいよね!)、
彼から「北海道では冬はバイクはシーズンオフになる」と聞いて、ずいぶん驚いた。
「どれだけ好きでも乗れない」のだそうだ、危なすぎて。
我々って意外と、
「南国の人間」だったのだ。「脳天気」だったのだ。
むむむ。
明日は雨かな。
雨も困るけど、雪よりはね、アンタ。
100倍マシだわよ。
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