「イカタコ合戦」

2009-11-15 21:40:55 | Weblog


俺が心からアイデンティファイしてきた

シングル・ライダースは

まるでコピーされたみたいに

街じゅうにあふれ出した。


それはまるで

無表情で安価なヴィルス。

シロアリみたいに喰い尽くされて


俺がずっと大事にしてきた物が来年には

意味のない古びた

「流行遅れ」にされてしまうのだ。


・・・・気が滅入る。




だけどまぁ、しょうがないとも言える。


なにしろ、

俺がシングル・ライダースを

発明したわけではないのだ。




それにしても

「他人が着ていないものを着る」のは

大事なことだな、と思う。


「他人がやっていないような音を出す」

のがロックだし、

「パンク」だって本来、そういうものだったはずだ。


だから「ネオパンク」はパンクではない。


ジョン・ライドンだってそう言ってたぜ。



しかし思うのだけれど


いちばん初期に(何億年前だろう?)

ルーズ・ソックスをはいてた高校生の女の子達はきっと、

すごくかっこいい奴等だっただろう。



何だってそんな風に

その他多くの野暮ったい連中に

侵食されてしまうのだ。


そういうのを

「異化」と「他個」という。



笑えもしないのだがこれは

延々と続く

「イカタコ合戦」なのだ。







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パセティック | トップ |  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事