「不死願望」

2013-08-23 17:11:13 | Weblog



何かで読んだのだけれど、人間はみんな誰でも、

心の底では(心理の深層では)

「自分だけは死なない」と思ってるのだそうだ。


ふうん。


そういえば今は亡きイマーノ・キヨシローも確か

「年をとっても全く老けないので、自分だけちょと特殊で、不老不死なんだと思ってた」

というようなことを言っていたはず。


何だか、

そう思ってしまうのは、わかる気がするし、

「誰でも心の底ではそう思ってるんだ」なんて聞くと、

妙に納得してしまう。


若いころ(たぶん二十代)のミック・ジャガーが

「45歳になって”サティスファクション”を歌ってるくらいなら

死んだほうがマシだ」と豪語していたのは有名な話で、

誰もみな、”自分が年をとること”すら想像がつかない。

ミックも確か、もう70歳だぜ。


自分もいつかはヨボヨボになって、最後は死ぬ、というのは

「知識」としては知ってはいるけれど、「現実」としては誰も、

そのことを受け入れていないみたいだ。


僕は・・・・”若いころがよかった”とは、全然思わない。

誰でも、ある程度はそうなのではないか、と推測するのだが、

若い時って馬鹿みたいに傷つきやすくって、もうそのことだけで精一杯だった。

ズタズタな自分、というのが、バラバラにならないように保っているだけで。


今はそうではない。


完全に割り切って、開き直って、気のいいオッサンになってガハハ・・・

というところまでは、いかないのだが。

それはそれとして。

(そーゆーキャラには、一生なれないかもしれない。)



ところでさ、

タマシイとか、天国とか、あの世とか、要するに「死後の世界」っていう発想は、

もしかして、

「自分は死なない(ような気がする)」という心理の、

”別の形での現れ”なのではないか?と、今思った。

肉体はなくなっても、存在は、する・・・のであれば

それは変形した「不死願望」だろう。


しかしまあ、

僕がいつか「死ぬ」としても、

”「僕の死」を、「僕」は知覚できない”ので(そうだよね?)、

それだったらやはり、

”僕は死なない”のだ。



それでよし、と・・・・・・しとこう。










やーねぇ。












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