しかし「世界」は、閉じていこうとしているワケではない。

2019-05-23 21:01:56 | Weblog

以前は

「世界」は少しずつ、「開いて」行っているのだろう、と思っていた。

そういう兆候も、そこかしこにあった。




時間的な出来事の順番を気にせずに、大雑把にいろいろ言うが・・・・・・

そう、ネルソン・マンデラが南アフリカ(だったよね?)大統領になったときは感動したし、

ベルリンの壁がなくなった、と聞いたのはいつだったっけ。

ソ連邦という「鉄のカーテン国家」も地上から消えた。東西冷戦、というものも終わった。

極めつけはバラク・オバマという人がアメリカ大統領になったことだ。

本当に凄い事だと思った。

ヨーロッパ各国も寄り集まって「EU]というものを作った。「ユーロ」というオカネも出来た。

身近でも、「韓国ドラマ」が大人気になったりした。

そして、大国の所有する核兵器は、削減方向だった。








国家間の争いは収まる方向へ行き、

人種差別(や、あらゆる差別)は この世から消えてゆくのだ、と本気で思えて、嬉しかった。




しかし、ふと気づけば


マンデラは亡くなってるし、

ソ連のあとの「ロシア」では、強面のKGB出身か何かの大統領が強硬姿勢を貫いているし、

イングランドはEUから脱退を決めてしまい、EU自体が揺らぎかねない。

極めつけは・・・・これまたアメリカで、

まるで差別主義者のような男(トランプ)が大統領の座について、ずいぶん酷い状態。

そして、そのアメリカはもうひとつの超大国である中国と「経済戦争」に突入しようとしている。

身近では、「嫌韓」なんて言葉もあるし、ヘイトスピーチなんていう酷いものも、ある。

日本の政治では独裁的な男(アベ)が首相の座に長く居座り、社会全体を国粋主義的な方向へ導こうとしている。

大国の核兵器に関しては、削減の条約が破棄されてしまいつつある。





でも

これはきっと、「リバウンド」なのだ。

反動、というか、揺り返し、というか。


いっときに「前」に、進み過ぎたのだ。



「世界」は閉じていこうとしているワケでは、ないと信じたい。




僕は思うのだけれど、「純血種」なんてものを尊ぶ思想は馬鹿げているし、時代遅れだ。





大局的に見れば「世界」は開く方向に向かうはずだ。






我々は・・・・・・・・ひどい嵐を  やり過ごすしか、手はないのだ。




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