ロックの歴史の1ページ

2010-11-21 14:09:45 | Weblog


昔、俺がまだ15か16の頃。

高校で知り合ったかっこいい不良の

岩佐が、「村八分」のことを教えてくれた。

彼は

再発された京大西部講堂でのライヴ盤を持っていたのだ。


俺も「村八分」、そしてギタリストの

山口冨士夫のファンになった。

その頃は冨士夫さんが

もとダイナマイツだとか

孤児院出身だとか

ハーフだとか

全然知らなかった。

ただひたすらに「イカれたギター弾き」だと思った。

その認識は、大して間違ってはいなかったが。


その後俺はランブルフィッシュで佐治と一緒に、

冨士夫さんと一緒にライヴやらしてもらったり、

「いのちの祭り」のキャンプで

台風直前の森の奥で(冨士夫さんに)偶然出会ったり

した。


教えてくれた岩佐は

不慮の、そして無念の交通事故で早くに亡くなってしまった。

あれから20年以上経つ。

佐治も、今はもういない。


気がつけば俺も

「村八分」の街、京都で暮らしている。


山口冨士夫(「イカれたギター弾き」)はロックの誇りである。



近年は病気のせいで、

この先の活動が危ぶまれていた。

でも今日、

京大西部講堂で行われるライヴに、

山口冨士夫は出演する。


このライヴの事は、

「ドリルマン」のキュウゾウくんから聞いた。

つい先月のことだ、

「ドリルマン」も出演することになっていたのだけれど・・・

大丈夫であって欲しい。

心からそう願いながら今日は

京大西部講堂に行く。


いろいろな出来事が

それぞれの人の中で交差する。


恐らくこれは、「ロックの歴史」の1ページなのだ。






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