装甲車のような人生

2012-10-30 13:17:21 | Weblog




あらゆるすべての物事を引きずって引きずって引きずって、

引きずり倒して進む装甲車のような我々の人生に、

「GO」も「STOP」もなかった。

あったのはただ、「ON」か「OFF」だった。


寒い季節が訪れる前に、

堅く乾いた確固とした小さな「種子」になって眠ろう。

目覚めた時はまた別の夢の中。

ハロウィン的な、チープでちっとも怖くないホラー・シネマみたいな

書き割りみたいな風景の前でまた、

かっこつけてくるくる回ったりとかさ。


僕は目覚めたままで冬眠する熊みたいに目を開けたまま眠るから、

そういうのってけっこうお似合いだったかもしれない。


巨大なる円環の、閉じていく音を遠い唄みたいに聴きながら、

僕はまたどうすれば「貝」になれるのかってことだけが知りたくて、

少しだけ哀しく思いながら遠くへ出かけたり、

心の中で「でんぐり返り」したり、とかを繰り返していくのでしょう。


君はもう、風邪引いたりとか・・しなくて済むのかい?

僕はその辺は、全然駄目だね。

はははのは。





















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