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「画面越しのキャンパス」 朝日耕論を読んで

2020年10月15日 08時45分47秒 | つれづれなるままに
14日朝刊の耕論欄 「コロナ禍と今の大学生」を3人の若人が報告、読み解きをしてくれてる。お2人の話が面白く、抜粋で紹介する。
京都大学で霊長類生態学を学び、現在その方面の特定研究員をやってる本郷さんの解説
 「チンパンジーは親族で群れを作る。他の群れとは常に敵対関係で、和することはない。それは基本個で生きる力があるから、共同・共感・共鳴という感情・手段を必要としない。人間はいつからか個で生きるの力を捨てながら、共同・共感・共鳴を重視するようになった。その能力は20歳前後までに他人、他の社会と接することで会得していく。
 会得期間の最期にあたる大学生がコロナ禍で外との接触を減らされてると周りとうまくコミュニケーションし、折り合いをつけて、問題を自分達で解決していくことができず、行政任せにする人が増えることにならないだろうか」 と解説してる。
 ちょっと連想が走るんだが、「スマホ社会」もこういう結果を生むことになるのでは。
 いや、すでにその兆候は出てますよね。

東北芸術工科大学で講師をされてる「トミヤマ」さん(女性)は「恋愛欲」が薄れてると学生を観てる。
 「コロナ前から恋愛に積極的な学生と消極的な学生の二極化が見られたが、コロナがそれを一層進めてる。社会には『恋愛しろ』の同調圧力がある。社会に出ないことでその圧力から解放され、自然体で生きられる心地良さを感じてる学生が増えている。しかし一方では出会いが減った分だけ「今しかない」と前のめりになり、簡単に恋愛感情をぶつけ合う学生も多くなってる。」 でどっちが多いかという話なんだろうけど、「1人でいることが多くなり、ついつい自分を反省的に客観視するようになり、恋愛にのめり込めないケースが多くなる。」と解説する。もうひとつ、「好きになった人と金銭観、人生観の食い違いを修正し、埋めていって、分かり合えるようになるんだが、ことコロナ観は今すぐ直面する問題であり、当事者も簡単には変えられないので距離を縮めるのが難しいのでは」と解説してる。

本郷さんとトミヤマさんの見方が根っこの所で通じてる話に読めて興味深い。
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「Change.org」新しい民主主義の形

2020年10月14日 10時08分21秒 | つれづれなるままに
だいぶ以前から「運営母体」「目的」「制度」そんなことの知識もなく、「そうだそうだ」と思える意見には「賛同」の一票(署名)をNET上で投じ、自己満足してきた。
安倍さん時代の有名な社会問題には全て「そうだ!」を送ったものです。
最近も「日本学術会議 6名否任問題 菅首相は説明を」「杉田水脈議員は議員辞職を」の意見に賛同の一票を送ってます。
杉田議員の件では13万票以上が集まり、提案団体が自民党にその署名をもって行ったようですね。まっ自民党はなんだかんだ言って、受け取らなかったようですが。昨日でしたね。
日本学術会議の件では10日間で14万票が集まって、昨日内閣府に提出したようです。
どちらも僕の1票も含まれて「抗議の意思」となって相手に届いてるんだを実感してます。
 (公文書改ざんで公務員が自殺した事件は50万票までいったんじゃなかったかな)
確かにまだまだ変化を生む程の力にはなってない。でも僕は「新しい民主主義の形」じゃないかと思うんです。デモに参加するのはなにかと気にするし、時間も取られる。でもNETで署名なら簡単に意思表示できる。「1か月で100万人の署名」が頻発するようになるのは批判される側からするとちょっと「脅威」じゃないですかね。「これだけの人がこんなに関心持ってるんだ」を可視化していくだけでも変えていく力を生みそうな予感がしてます。社会問題が他人事から自分事になりやすいのとちがいますかね。
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複雑な制度、しょうがないか

2020年10月13日 12時19分20秒 | つれづれなるままに
Gotoトラベル 旅行代金支援のMAXが14,000円から3,500円に下げられるという事態が生まれてる。利用者側にはいろいろ不満があるだろうけど、おかげで「なるほどそういう制度になってるのか」と学習した。国民に追加金を出してもらい、旅行してもらって経済を回せないか と考えた結果でてきた案、制度だから、まっしょうがない現象かなと見てます。
・旅行代理店に「代金支援業務」を委託し、業者別の予算設定をやった。
  事務の簡素化、利便性でこの方法がベストなんだろうね。
  旅行代理店も潤うおまけもある。
  ただし、代理店間の公平を保つために、代理店毎の予算額を決めた。
・いろんな観光地が潤うようにと、季節毎の予算執行を図った。
  700億円強の全体予算を期間別予算額に分解して実行した。
  四季で行く観光地が変化し、潤う観光地も広くなるとの想定です。
  
結果今業者によっては9月10月の予算額を使いきりそうになったところが出てきて、値下げが始まったという流れ。

コロナ対策での経済支援におけるGotoトラベルの予算は700億円と決めたのだから、そこは変えてはいけない。足らなくなったから追加で増やすなんてことを始めたら当初の全体バランスが崩れる。制度上も確かに不備が露見したかもしれないが、もうスタートしてしまった事。このまま初志貫徹でいかないとまずい。利用者側には「10月までの分、当社分は売り切れました」でいいじゃないですか。曲げないことで当初の「広く潤う」が実現されるというもの。
「人気取り」が好きで、ついつい最初のコンセプトを変えるの上手いからな。
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「パバロッティ 太陽のテノール」を観る

2020年10月12日 19時20分15秒 | 映画・演劇鑑賞
今日横浜に出て「パバロッティ 太陽のテノール」を観てきた。先週友人が「観てきた。よかった。」と知らせてくれて、そんな映画をやってることさえ知らず、あわてて予定にいれた次第。
今基本に戻って発声法、歌唱法から教わってることもあり、発声法で何か感じられたらの期待ももって出かけた。しかし、映画のコンセプトが「コンサート」じゃなく、「個人のドキュメント」だったんですね。と言っても歌が聞けないわけじゃなく、凄い声、歌聞けましたよ。ただ彼の人生に引き付けられて、歌勉強どころじゃなかったというのがほんとのところ。
企画がしっかりできてる印象でした。彼の人生のポイント、ポイントでその時の彼の心境をまさに表現してるオペラアリアをバックに聞かせてるんです。解説したら長くなるので割愛しますが、彼が亡くなる前の、あるいは亡くなってからの心境としてバックに流れたのは「トスカ」の「星は光りぬ」でした。これは「オレはこれから撃たれて死ぬだろう。でも偽ることなく、己を生きたんだ。なんの悔いもない。」と歌うのです。
この映画で彼の人生をちょっと覗かせていただきました。まさに死を覚悟した時こういう心境になれただろうなを思わせるばっちりのアリアだったと思います。
彼は晩年ロック歌手(U2のボノとかスティービーワンダー等々)と共演もしてるんですね。そのことを周りから非難もされたようです。ダイアナ妃との友人関係は面白い話でした。慈善事業もやってたらしい。三大テノールの共演もありましたよ。結婚は3回(2.5かも)してるようですね。   ほんとに己を生きた人だったようです。天才ですね。
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記憶情報量

2020年10月10日 08時55分47秒 | つれづれなるままに
ラジオを愛聴してる。ほとんどNHK第1なんだが。最近は「聞き逃しサービス」というのがあって、過去1週間なら遡って聞き直すことができる。当然インターネット経由でだ。ほんとに便利になったもんだと思う。昔なら何らかの記憶媒体に自分で録音しなくちゃならなかった。
今朝もラジオ深夜便4時からの「明日への言葉」を聞いて、「いい話だ」と思い、かみさんに「良かったよ、聞いたら」と薦めておいた。かみさんはスマホで「聞き逃し」を聞きながら〇〇する生活スタイルが身についてるので、これだけ伝えれば後はかみさんまかせ。何と便利な世になったものか。TVの「見逃しサービス」もぼちぼち始まってるような。録画の設定もいずれ不要になるだろう。
これみな「情報化」と「インターネット」の普及によるものなのだが、ふと気になったのが「情報化されてるデータ量」って地球上にどれだけあるのか という点。「その広さは東京ドーム〇〇個分」という表現があるが、こと情報量についてはこんな表現聞いたことがないし、できない話だろうとも想像はする。
「地球は情報の運搬船」状態なんじゃないかな。しかも、日々増加してる。無価値になった、なっていく情報も大量にはあるんだろうけど、間違いなく量は増えてるはず。いったいどこにどんな形で蓄えてるんだろう。そこに興味を覚えるんだが、「地球上は記憶媒体で埋まってきた」というわけでもない。記憶媒体がどんどんコンパクトになってきてるというのもあるんだろう。
過去との比較で記憶媒体の集積度比較(例えば、1立方cmに記憶できるバイト数)と記憶されたデータ量比較を見てみたいと思う。どっちも幾何級数的に増えてるんだろうな。
ある意味益々便利になることは間違いないのかな。だとすると希望するような統計自体がまだ不要で、無意味なのかもしれない。
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最近のいろいろ

2020年10月09日 20時51分08秒 | 国を憂う
・法務省 「ハンコ廃止」 まず「婚姻届」から
  →  有用有急?  これが一番先?

・北海道の2町
  →  ほんとに誘致する気あるの? 1次審査の20億円が目的では?
  →  過疎が問題といってるけど、どうせ消滅するんじゃないかな。
  →  国の施策が不鮮明過ぎる。曲がった思いがあるのでは。
  →  将来必ず社会問題になる。整理つかなくなって、頓挫するな。

・学術会議問題
  →  認めた99名と拒否した6名の違いは何か そこを説明しないと。
  →  「論のすり替え」がひどすぎる。安倍流の踏襲?
  →  我が意でやって、後は「言い切る、押し切る」。 聞く耳持たず。
  →  今後全てこれなのか?

・池袋乗用車暴走事故
  →  89歳 もっと謙虚であれ。
  →  「己の非を認める」心をなくしてきたんだろうな。
  →  「みっともない己」はどんな状況でも許せないんだろうな。
  →  出世した官僚のなれのはてか? 美しくない。
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庶民的経済話

2020年10月07日 08時25分18秒 | つれづれなるままに
朝散歩でよくごいっしょし、世間話をするお姉さんがいらっしゃる。今朝久しぶりに話をした。その中で僕が「Gotoトラベル、Gotoイートは利用されるんですか?」と聞いたところ、「積極的に利用する気にはなりません。」とおっしゃる。その心は「こういう制度を利用できる人ってやはり今余裕のある方じゃないですか。現実には仕事もなくなり、住む家さえ無くしてる人が大勢いらっしゃるじゃないですか。そう思うと、税金の使い方としてこれでいいのかなと思うんです」だそうです。「そんなふうに考えるか」「そういう考えにも一理あるな」と思いつつ、その先を考えてみた。
「経済を活性化させる」=「(より)多くの金を社会で回すこと」だとすると1万円を1万円として回すより3万円にして回す方がいいのだろう。じゃそんな手段はあるだろうか。そこが今回の施策のツボなんだと解ったような。1万円の税金投入にそれを使う人が自腹の2万円を追加して使ってくれたら3万円が回る効果を生む。ここを狙った施策なんですね。
確かにこの施策では「今困ってる人を今助ける」ことはできないが、時間幅を広げれば「より大きな活性を生む」効果があるのかもしれない。これが為政者が考える経済政策なのかな。
大和市では独自に運用する「にぎわい大和プレミアム商品券」が販売されようとしてる。10,000円の出費で13,000円分の買い物ができるという商品券。3000円分が税金からのプラス分ですね。当然ですが、この買い物は市内の登録店舗でのみ利用できるというものです。さらに、内5,000円分は中小店舗でしか使えないという制限がついてます。こうやって効果がかたよらないようにとの配慮がされてるんですね。
官の施策 一概に否定できるというものじゃないな、税金の使い方って広い視野で見ないといかんな、経済って面白い側面もあるな(1+1が2だけじゃないみたいな 無から有を生むような) 朝から庶民的経済学をやってます。
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本性が出てきたぞ

2020年10月03日 08時42分29秒 | 日本学術会議
学術会議に推薦された105名の内、菅さんが6名を除外したということだ。この人の本性が出てきたぞ との印象が強く、薄気味悪い、将来に不安を感じる僕です。
これまで裏方に徹してきた人が最高権力者となり、己の政治をやろうと動き出した途端にこんな施策。この人は相当に頑固で怖い人じゃないですかね。意に沿わない人、事はウムを言わさず切捨て、言い出したら引っ込めない。「ふるさと納税」はその典型で、そんな人との噂はありました。前任者をはるかにしのぐ堅物じゃないでしょうか。寛容さなんて微塵もない、政管、永田町は今戦々恐々なんじゃないでしょうか。
今回否認された6名のうち、宇野重規、加藤陽子さんのお2人はこれまでいろいろな評論を読ませていただいて、勉強させていただいた方と思ってる僕ですから、この2名を名指しで否定されたんでは批判したくなります。
もう1点。「学術会議」という組織がどういう目的の組織なのか今回初めて知りました。政治に寛容さが十分あった時代はりっぱに機能したんでしょうね。それが今じゃ「邪魔者」です。どこがどう変化したのかを見届けていかないと。
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