14日朝刊の耕論欄 「コロナ禍と今の大学生」を3人の若人が報告、読み解きをしてくれてる。お2人の話が面白く、抜粋で紹介する。
京都大学で霊長類生態学を学び、現在その方面の特定研究員をやってる本郷さんの解説
「チンパンジーは親族で群れを作る。他の群れとは常に敵対関係で、和することはない。それは基本個で生きる力があるから、共同・共感・共鳴という感情・手段を必要としない。人間はいつからか個で生きるの力を捨てながら、共同・共感・共鳴を重視するようになった。その能力は20歳前後までに他人、他の社会と接することで会得していく。
会得期間の最期にあたる大学生がコロナ禍で外との接触を減らされてると周りとうまくコミュニケーションし、折り合いをつけて、問題を自分達で解決していくことができず、行政任せにする人が増えることにならないだろうか」 と解説してる。
ちょっと連想が走るんだが、「スマホ社会」もこういう結果を生むことになるのでは。
いや、すでにその兆候は出てますよね。
東北芸術工科大学で講師をされてる「トミヤマ」さん(女性)は「恋愛欲」が薄れてると学生を観てる。
「コロナ前から恋愛に積極的な学生と消極的な学生の二極化が見られたが、コロナがそれを一層進めてる。社会には『恋愛しろ』の同調圧力がある。社会に出ないことでその圧力から解放され、自然体で生きられる心地良さを感じてる学生が増えている。しかし一方では出会いが減った分だけ「今しかない」と前のめりになり、簡単に恋愛感情をぶつけ合う学生も多くなってる。」 でどっちが多いかという話なんだろうけど、「1人でいることが多くなり、ついつい自分を反省的に客観視するようになり、恋愛にのめり込めないケースが多くなる。」と解説する。もうひとつ、「好きになった人と金銭観、人生観の食い違いを修正し、埋めていって、分かり合えるようになるんだが、ことコロナ観は今すぐ直面する問題であり、当事者も簡単には変えられないので距離を縮めるのが難しいのでは」と解説してる。
本郷さんとトミヤマさんの見方が根っこの所で通じてる話に読めて興味深い。
京都大学で霊長類生態学を学び、現在その方面の特定研究員をやってる本郷さんの解説
「チンパンジーは親族で群れを作る。他の群れとは常に敵対関係で、和することはない。それは基本個で生きる力があるから、共同・共感・共鳴という感情・手段を必要としない。人間はいつからか個で生きるの力を捨てながら、共同・共感・共鳴を重視するようになった。その能力は20歳前後までに他人、他の社会と接することで会得していく。
会得期間の最期にあたる大学生がコロナ禍で外との接触を減らされてると周りとうまくコミュニケーションし、折り合いをつけて、問題を自分達で解決していくことができず、行政任せにする人が増えることにならないだろうか」 と解説してる。
ちょっと連想が走るんだが、「スマホ社会」もこういう結果を生むことになるのでは。
いや、すでにその兆候は出てますよね。
東北芸術工科大学で講師をされてる「トミヤマ」さん(女性)は「恋愛欲」が薄れてると学生を観てる。
「コロナ前から恋愛に積極的な学生と消極的な学生の二極化が見られたが、コロナがそれを一層進めてる。社会には『恋愛しろ』の同調圧力がある。社会に出ないことでその圧力から解放され、自然体で生きられる心地良さを感じてる学生が増えている。しかし一方では出会いが減った分だけ「今しかない」と前のめりになり、簡単に恋愛感情をぶつけ合う学生も多くなってる。」 でどっちが多いかという話なんだろうけど、「1人でいることが多くなり、ついつい自分を反省的に客観視するようになり、恋愛にのめり込めないケースが多くなる。」と解説する。もうひとつ、「好きになった人と金銭観、人生観の食い違いを修正し、埋めていって、分かり合えるようになるんだが、ことコロナ観は今すぐ直面する問題であり、当事者も簡単には変えられないので距離を縮めるのが難しいのでは」と解説してる。
本郷さんとトミヤマさんの見方が根っこの所で通じてる話に読めて興味深い。