演説の最期にまとめとして
「できるものからすぐに着手し、結果を出して、成果を実感いただきたい」
これが菅さんの全てで、これ以上は期待できないということでしょう。
今目につく事、国民が喜ぶ事、やりやすい事、自分の成果になりそうな事 をやっていくのが私の内閣ですと宣言してるようで。
官房長官時代から、それと首相に祭り上げられていく過程で「こういう人だろう」のイメージができていて、70歳でなかなかそういうイメージを修正できない老人としては演説を聞いていても「特殊補聴器、回路」を通って脳みそに入っていく感。
「列島改造論」というのがあったが、良し悪しは別にして、「国の問題はここで、ここをこう変えていきたい」という最高権力者が持つべき「理想論」が全く聞こえてこなかった。そういう理想論からブレークダウンして施策が出てくる物じゃないかなと考える。そうじゃないと部分解、部分最適に陥り、時間の経過の中で結局矛盾、ほころびが生まれてくるんじゃないだろうか。
コロナ対策、災害復興なんて当たり前。だれだってお題目にあげますよ。
2050年炭素0社会 これちょっと気になるんです。 首相になっちゃった頃、この指針は全く語ってなかった。所信表明となって追加的にでてきた話だとの印象です。「先を見た施策が無いよな」となって無難な(自分が結果ださなくていい)話を追加したんじゃないですか。これを目標にあげるなら、2030年には、40年にはの数値目標が必要でしょう。それが無い。当然です、自分の中にロードマップなんて全く無いんですよ。
その他の施策は先に書いた「部分解」です。それらが実現した時社会がどうなってるのか、自分の生活はどう変化するのか見えますか?
外交系は具体的に語るの難しいでしょうね。ただ世界の中で日本をどういう位置に置こうとするか、そこの菅スタンスが全く見えないですよね。
そして、全く語られなった事項が2つ。「原子力廃止条約批准」「学術会議6名否認」
前者は前日世界が新たなステージに入った事項、しかも唯一の被爆国ですよ。「今までの方針」を変えるのか、変えないのかは明確に語られてしかるべき事項でしょう。
後者は首相になって最初に決めた案件。「なぜこの6人は認められなかったのか」は語らないと。夜のNHKに出演してこの件の回答を求められても、「いまの学術会議は・・・」を語るのみ。現状の組織、選定方法に問題があるのなら、そこを先に議論し、制度の変更を明確にしてから、新制度で選定をやるべきでしょう。順番が違う。
「制度とは明文化されたものだけじゃなく。歴史の中で積み上げてきた知恵も制度の重要な一部。(全て明文化要では明文化が仕事になっちゃう)」と僕は考える。「明文化された基準だけで判断していい」とする菅さんは「社会の知恵、文化」というものが解らん人なんでしょうね。彼の彼らしいところでしょうか。
「できるものからすぐに着手し、結果を出して、成果を実感いただきたい」
これが菅さんの全てで、これ以上は期待できないということでしょう。
今目につく事、国民が喜ぶ事、やりやすい事、自分の成果になりそうな事 をやっていくのが私の内閣ですと宣言してるようで。
官房長官時代から、それと首相に祭り上げられていく過程で「こういう人だろう」のイメージができていて、70歳でなかなかそういうイメージを修正できない老人としては演説を聞いていても「特殊補聴器、回路」を通って脳みそに入っていく感。
「列島改造論」というのがあったが、良し悪しは別にして、「国の問題はここで、ここをこう変えていきたい」という最高権力者が持つべき「理想論」が全く聞こえてこなかった。そういう理想論からブレークダウンして施策が出てくる物じゃないかなと考える。そうじゃないと部分解、部分最適に陥り、時間の経過の中で結局矛盾、ほころびが生まれてくるんじゃないだろうか。
コロナ対策、災害復興なんて当たり前。だれだってお題目にあげますよ。
2050年炭素0社会 これちょっと気になるんです。 首相になっちゃった頃、この指針は全く語ってなかった。所信表明となって追加的にでてきた話だとの印象です。「先を見た施策が無いよな」となって無難な(自分が結果ださなくていい)話を追加したんじゃないですか。これを目標にあげるなら、2030年には、40年にはの数値目標が必要でしょう。それが無い。当然です、自分の中にロードマップなんて全く無いんですよ。
その他の施策は先に書いた「部分解」です。それらが実現した時社会がどうなってるのか、自分の生活はどう変化するのか見えますか?
外交系は具体的に語るの難しいでしょうね。ただ世界の中で日本をどういう位置に置こうとするか、そこの菅スタンスが全く見えないですよね。
そして、全く語られなった事項が2つ。「原子力廃止条約批准」「学術会議6名否認」
前者は前日世界が新たなステージに入った事項、しかも唯一の被爆国ですよ。「今までの方針」を変えるのか、変えないのかは明確に語られてしかるべき事項でしょう。
後者は首相になって最初に決めた案件。「なぜこの6人は認められなかったのか」は語らないと。夜のNHKに出演してこの件の回答を求められても、「いまの学術会議は・・・」を語るのみ。現状の組織、選定方法に問題があるのなら、そこを先に議論し、制度の変更を明確にしてから、新制度で選定をやるべきでしょう。順番が違う。
「制度とは明文化されたものだけじゃなく。歴史の中で積み上げてきた知恵も制度の重要な一部。(全て明文化要では明文化が仕事になっちゃう)」と僕は考える。「明文化された基準だけで判断していい」とする菅さんは「社会の知恵、文化」というものが解らん人なんでしょうね。彼の彼らしいところでしょうか。