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「共謀罪」無駄な議論

2017年02月07日 08時58分28秒 | 国を憂う
大事な通常国会が「天下り」と「共謀罪」で占拠されてる感。 なんとも歯がゆい。
「天下り」には「いいかげんにしろ。関係者には極刑を与えるべし。」とだけでいいでしょう。まっ「とかげのしっぽ切り」と「少しきつくなったような法整備」でチョンになるのだろうが。

さて「共謀罪」の方なんだか、「何が目的なのか」がすっ飛んだ議論をしてるようで、無駄時間だなと思えてしょうがない。
そもそもこの法律が提出されてる目的は 「国際組織犯罪防止条約(TOC条約)への参加要件の整備」 である。TOCはほとんどの国、地域が締結していて、現在国連加盟国で締結できてないのは11か国、日本はその1つなのだ。この条約に早急に参加するべきと考える。

政府与党側は「現在の国内法では『共謀罪』系の法整備が抜けているので参加できない」と訴える。一方野党側は13の犯罪法が整備されているので十分TOCの要件を満たしていると反論してる。要はここの1点が問題のはず。
国内法の現状でTOCに参加できるのかできないのか? できないとすれば何がたりないのかを国際機関側に問うのが先じゃないですか? 足りてるか足りてないかを日本側が判断するのっておかしいでしょう。

なのに、議論はどこに行ってるか? 
まだ法案にもなっていないのに、「・・・・らしい」との推測の域であれはおかしい、これはないでしょうと議論してる。あげくのはては「法案を提出してから審議願いたい」と法務省が言い出すありさま。ここまで使ってきた時間も審議時間だというのか? 法務大臣の責任問題でもある。

僕が言う「国際機関への問い合わせ」をやらない政府与党 「何か別の思惑があるね」と勘ぐられてもしょうがないでしょう。五輪まで言い訳に使って、管理(監視、恐怖)社会を作りたいんだろうね。
コメント (17)
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想像してみる価値有り

2017年02月06日 15時23分13秒 | つれづれなるままに
「いいとこばかりじゃないだろう?」「一長一短だよ」「隣の芝生じゃないの」「五十歩百歩さ」などなど考えるとこは多いが、現実成り立ってるわけだから「こんな国だったら」と想像してみる価値はあるんじゃないだろうか。スウェーデンの文化・社会制度の話です。

朝BS3で「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅」というシリーズを再放送してる。今朝スウェーデン編を見た。僕にとってスウェーデンはちょっと特別な国。従妹がスウェーデン人と家庭を持ったのでその旦那、子供と少ないですが交流があります。僕はかの地を訪れたことはないのですが、従妹夫婦はよく訪日し、そのたびに会ってました。過去形で書くのは、その従妹は数年前亡くなりました。その後も旦那とメールのやりとりは続いてます。クリスマスの時期には彼から家族全員が写ってる写真が送られてきます。3人の娘、1人の息子、それぞれが結婚し、孫は7人になったと昨年の写真には書いてあります。うちの居間に貼ってあります。

いやいやこんな親戚話をしようとして書いてるんじゃありません。彼の国の文化・制度の話でした。
税金が高く、その分社会福祉は充実してる国だというのは知ってるでしょう。消費税は30%、給料の半分は税金で取られる。一方で教育費はほぼ全額国から支給される。老人の年金も充実、必要な人には専用の施設も充実してるらしい。子供は家族のものじゃなく、「国の資産」との考え方が強いのだろう。老人は「長年国に尽くしてきた人だから国が面倒みるのはあたりまえ」となってるのだろう。
子供を作ったら「自分達が育てる」んじゃなく「社会が育てるもの」、育った子供は「社会が育ててくれたんんだから、仕事してお返しする」。そして老人になったら「ご苦労様でした」と感謝で保護される。親は最後まで子を頼りにすることなく、子から独立して生活ができるシステム。子供には「親の面倒をみる」なんて思考がないらしい。
「なぜ働くの?」  「そりゃ今食うためさ」「家族も食わせなきゃ」「車も持ちたいし、旅行もしたい」「子供の学費がいるし」「老後のための貯えがいるでしょう」これが今の日本での答えかな。
後ろの2つを国がまとめて面倒みるのがスウェーデン流なんでしょう。税金が高いといっても従妹夫婦はよく日本にきてました。しかも2週3週ホテルに滞在してました。どんなやりくりをしてたかまでは聞いてませんが、上手い選択をすればそんな旅行もできるってことは事実のようです。
スウェーデンでは「国への恩返し、国を富ませるため」これが働く「絶対的意義」なんじゃないだろうか。国民が、そして企業がこういう意義で活動する社会っていいと思いませんか? 内部留保なんてないでしょうね。それに競争しなくていいでしょう、効率重視でなくてよくなるでしょう。なにより「安心して子供が作れますよ」、「安心して好きな人と結婚できますよ」。

今朝はこの話が印象的だった。田舎に小学生に民族音楽を教える施設がある。学校から帰った子供がそこに行く。おばあさんが1人いて、バイオリンを教える。参加してる子供は全員バイオリンを手にしてる。たぶん個人持ちじゃなく共有財産。ここからが大事、「楽譜は無い」これが伝統だと言う。おばあさんの弾くメロディーを真似して反復練習で覚える。いつのまにか100個ほどのメロディーを覚え、弾けるようになるらしい。子供の親たちもこの経験をしてて、大人になっても弾ける。年に1回か2回のお祭りの時子供達が民族衣装を着て、覚えた曲を演奏して村をめぐるらしい。
老人と子供が直接接して文化を継承していく、いいじゃないですか。
「楽譜」っていう物も「効率的に、標準化して」伝承しようという道具でしかないのかも とまで考えた。
コメント (4)
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日照時間の変化

2017年02月05日 10時22分14秒 | つれづれなるままに
昨日の記事で「冬至から1.5か月。もう昼時間は1時間長くなってるぞ」と喜びを込めて書いた。
今朝のNHKの天気予報、好きな南さんという予報士が解説をしてくれたのだが、面白い話をしてたのでそれをコピーする。

北陸地方と関東地方(両方での生活経験者だから興味が湧く)の日照時間の変化、1月の終わり頃と2月の終わり頃とで平均的時間を比べてみると面白い結果になったそうだ。
先頭にも書いたように昼時間が1時間も延びてるから普通には両地域ともそれなりに増加するだろうと予測したのだが。
北陸地方は3時間が5時間ほどに延びるのだそうだ。一方関東地方は5時間ほどが4時間ほどに短くなってるのだそうです。面白い。
そうです、天気が影響するんですよ。北陸は冬のどんより天気が春型に変わることも加味されて順調に伸びる。関東は春への移行期を迎え南岸を低気圧が通過するケースが多く、晴れる時間が少なくなるんですって。
そこで南さんはこう考えてるのだそうです。北陸の人は「陽が長くなった」ことで春を感じ、関東の人は「暖かくなった」ことで感じてるのではないか。
うん、なかなか蘊蓄があるな。僕は白州で「陽射しの強さ」で感じたのだが。関東と北陸の境目感性といえるかも。
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