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中学入試算数問題と格差

2015年02月07日 10時53分55秒 | つれづれなるままに
新聞に私立中学入試算数の問題が掲載されてた。
「まさかできないなんてことはないだろう。」と思いつつ、今の出題傾向を知る位の軽い気持ちでやってみた。

驚きました。できないわけじゃないけど、小学6年生がどんな思考を重ねて正解につなげるんだろう。一見「数列」系で一般項の数式を考えだせばいいのかなと思える問題。どういう論理で値が増えていくかは解ったが、僕の能力では一般項の数式は作れません。n=8までの状況は説明されて、そこから「n=17の時いくつになりますか?」と問うています。
n=9,10,11・・・・・と順に値を計算していって、17までの表を作れば答えはでます。こんなふうに答えを出せという問題なんですかね。

もうひとつ。立方体を対角方向に切り取った立体の体積を問う問題。初めて思考させられた幾何問だな。

ことほど左様に難しいのです。小学校の算数をきちんと修得してきても解けるとは思えないですね。それとも今の6年生ってこんな難しい算数やってるの? こんな複雑に回転する脳味噌を養成してるの?

これは塾に通って、こういう傾向の問題を数多く経験してこないと無理ですよ。
つまり、有名私立中学に入るためには「金で勉学が買えたか、いなか」で決まるんですね。
中学受験にこの傾向があるということは高校入試も大学入試もしかりでしょう。しかも公立の受験にもこんな傾向が出てるんじゃないだろうか。

「金があるかないか」が「優秀な学校にいけるかどうか」を左右してる。今確実に進行してる(と僕は思ってるが)「格差」の実態をみたような入試問題だった。

余談ですが、新聞が1頁つぶして報道することかと思いたち、よくよくその1頁を見た。ある進学塾が2日間新聞の1頁を買い取って宣伝目的でだしてるものでした。新聞社も金出すスポンサーなら安易に紙面を売るんですね。
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