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田舎はスローライフか?

2014年11月29日 08時47分19秒 | つれづれなるままに
昨日神奈川に戻った。2日間まるまる雨で室内逼塞生活の白州だった。木曜日は1日快晴。「今日だ」とばかり薪材の玉切りをやった。

      去年の夏風で倒れた、根元の径が40cmある桜を1本全て玉切りした。これが全部薪になると2週間分の燃料かな。いずれ斧で縦に割る作業が待ってる。今年倒した木が玉切りされずにまだ3本分残ってる。薪作業は永遠だ。(写真は昨年10月)

さてこれがらみだが、今回おもしろい話をしてきた。「はたして田舎生活はスローなのか?」だ。
お風呂仲間の70歳超えの先輩、もともとは都会で会社人をやってた方で白州にIターンされた人。この人が東京に出て高校時代の同窓会に参加したという。男子校だったようで女性がどう変ったかという男性サウナ風呂に似合いそうな話にはならなかったが、2つのことを言ってた。
一つは「都会でずーっと生活してるやつは老けこみが早いようだ」ということ。もうひとつは「田舎はスローでいいだろう?」と言うから「ばかを言え、田舎は忙しいんだ」と反論してきたというのだ。

はたして「スローライフ」って何がスローなんだろう?
生活するのに苦労、努力は田舎の方がはるかに多いと思う。現実80近いお爺さん、お婆さんでも軽トラを運転して国道沿いまで買い物に出る。この辺を支援するサービスも田舎ではまだ少ない。まだまだ自分の頭と体を使って生活を成り立たせるのだ。むしろ都会の方が工夫することもなく生活が成り立ってるのではないだろうか。
頭も体も使わなくなるから老け込むという関係すら推測できる。
「スロー」って時間の「進み方」じゃなく「進ませ方」なんだろう。生活のサイクルを考え、計画する時田舎は年単位があって月があって、日が決まる。都会は日があって、時があって、分が決まる。細かくなればなるほど自然の変化が消え、人間の都合が大きく関係してくるのだろう。

「スロー」 = 「のんびり」「暇」ではない。「自然の時間割」に即して生活設計することと見た。
「スロー」より「ナチュラル」があってるかも。

満たされるサービス、死なせない医療の発達が「認知症」を増加させてるのかも。「進歩」とは「苦」か。
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いいこと考えている (kanou37)
2014-11-29 21:55:58
スローどころじゃないだろうね。置き去りにされ、忘れられてしまえば、お店が無ければねえ。食い物が手に入らない。お店は儲からなければ、すぐにも撤退していくこの時代ならではの店ばかり。土着の雑貨店のような店をつぶしておいて、自分らの採算が立たないと、撤退だ。スローライフよりノーライフだ。たたまれた雑貨店はもう店を開ける余力も気力もなくなってしまう。田舎も商店街も、さらに壊されてゆくだろう。ノンライフ、っていうべきか。
 体、動かしているよ。写真の薪に闘志が湧くでよ。負けないぜよ。酒飲み過ぎたか…忙しいよ来月は母親がペースメーカーを入れる。がんがん婆でさ。89だけど、すげえんだよ。夜中に出歩かれたらと、心配だ。息子と婆の介護では俺はつぶれるよ。杞憂かな…お休み。
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捨てるな、がんばれ ()
2014-11-29 23:43:26
kanou37君 まず君が背負ってる現実には頭がさがる。「がんばって」というしかない。「お前はスローがどうのこうのと言ってるが、こっちはただ介護ビジ―だ」と言われてる感じ。僕の本音はね、「仕様が無いこと。まわりはどうにもできん。そんな中でも楽しくなることを見つけててよ。」だ。全部つぎ込むな、最後の5%は自分のものとして使えよ。それは許されるし、許す社会であるべき。そこに協力できるなら喜んでやろう。
オレ時々考える。オレは「不幸」が寄ってこない人間か? とね。 今思えば両親はそれなりの苦労をさせてくれて、さっさと逝ってくれた。嫁さんも美人じゃないけど、健康は維持してる。子や孫にトラブルがない。しいてあげれば長女が未婚くらい。
いずれまとまって苦労がおしよせてくると覚悟はしてる。心の準備はしてるよ。
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心温まる (kanou37)
2014-12-01 01:13:56
メッセージ、ありがとう。なんか、気を使わせちゃった。。ファイト精神は十分ある。これくらいの不幸(??)なんて、実際、この世にころがっているもの。

岳さんは今の環境を謳歌すべきだ。オペラ結構、白州も、ランチも結構だ。人間、生を謳歌できてないと、人の悲しみや、苦しみも理解できないのでは、と、思ってる。
僕のこの環境は特殊だが、障害とか、介護はごろごろしている問題だ。自分だけじゃないと思えば楽よ。どれ、もうひと眠り。なんせ8時前には寝ちゃったので眼が覚めた。岳さん、遠慮なく、今を謳歌してくれ!
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遠慮なんかしてない ()
2014-12-01 09:57:51
kanou37君 おはよう。 と書くけど君は夜中のお目覚めか。 先日白州のお風呂で友人の画家さんが「僕は8時に寝る。夜中に目がさめるのね。そういう時は起きだして焼酎のお湯割りをたしなむのよ。そうしてなごんでるとまた眠くなる。そしたらまた寝るんだ。」と。僕「目から鱗」だったね。「逆らわない」ってことでしょう。なされるがままにです。これがほんとの「スロー」だね。
いやいや逆に気をつかわせてるかも。でもぼくは平然と普段思ってる事をそのまま言ってるだけ。遠慮も力みもいかん。スローに、スローにだよね。
背負わされたものはしっかり背負って、その範囲で楽しむ。これが人生じゃないだろうか。
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悔しいけれど認めます (じょこまんま)
2014-12-04 14:10:30
はじめまして。

山梨は今朝うっすら雪、昼間は冷たい雨のふる一日でございます。

これからは暖かいところで暮らしたいと願望する日が続きます。

山梨の暮らしも13年目に入り、そろそろ車の運転ができなくなる10年先のことを考えるのですが町に住む生活設計が思い浮かびません。住めばなにか見つけられるかと思いますが…

実家の横浜から戻るたびに、楽しみながらやれる仕事が、ここにあることを認識します。

それにしても2年前には持ち上げることができた大きな植木鉢を今年は持ち上げることができなくなり、若い気持だけではどうにもならないことがあることを悔しくても認めるしかないようです(笑)
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似た生活かと ()
2014-12-04 14:48:41
じょこまんまさん はじめまして。お訪ねいただき、またコメントいただきありがとうございます。
年齢も生活スタイルも似てるかもと思ってますが。生活場所 僕は大和が主で白州は従(気持ちは逆なんですが)、貴方は山梨主の横浜従なんでしょうか。それとも横浜は実家があるだけなのかな。
薪作りが自力でできなくなって、金で買うことになったらその時は田舎遊び最後かなと考えたりもします。いろんな作業が自力でできなくなると出費がかさむ(必ずではないこも)だろう。そうなると都会が住みやすいのかな。1年でも長く続けるために体力作りもやってます。
今後ともよろしくお願いします。
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