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壁 所得税 ズレた文化 教育費用無償

2025年02月22日 10時20分21秒 | 国を憂う
新年度予算の審議 「維新」の抱き込み路線が見えてきたようで、大詰めに進むんでしょうね。
予算委員会 野党が議長を務めることで審議の進み方にもちょっと緊張感が増したかなの印象。
でも予算審議全般ではいろいろ不満を持ってる。

まず「国民党」が吠えてる「103万の壁の撤廃」問題。
僕の考えから言えば 所得税の本論からズレた議論をやってるんじゃないの です。 103万を178万に今年引き上げたって、また数年後に「220万まで」の議論をやるんですか? です。
「年間所得がいくらになったらそこからは所得税が発生します」という税論は所得税を徴収される以上いたしかたないでしょう。 1万円から発生しますでも500万から発生しますでもいっしょです。
「年間所得いくらから発生する」ということが大事なんじゃなく、所得があればそこには税がかかるということが大事で、「正しく納めなきゃいけないんですよ」を国民の中に社会常識として浸透させることが重要なんだと思うのです。それなのに「壁」なんて表現をするものだから「払わなくて済むなら払いたくない」意識、文化を作ってるんじゃないだろうか。
そういう考えから 「国民党」の要求は全くの筋違いと思ってます。
178万の根拠として配偶者控除額と生活保護受給の所得限度額をあげてるようですが、そういうのは全く別次元の要素で、所得税を考える時関係ない事と思ってます。
所得の種類による税率、その累進性、さらに大きく国の税収における所得税の割合 などそういう点を将来を見通して議論してほしいと聞いてます。

つぎは維新の「高校授業料の無償化」問題。
これは方向性として大賛成です。ただし、審議の中で石破さんが「社会性」という言い方をされ、「現状はそこまで視野に入れてない」みたいな言い回しをされた。将来小中高の教育費を全部公費負担とし、家庭の負担はゼロにするというのが「社会性」の中味だと思うが、そこを避けてる点は不満です。
子供は国の宝、財産です。それを一人前に育てるのに国が金を全部負担します、家庭の負担は一切不要です これって間違ってますかね。良いじゃないですか。現に実現してる国は沢山あります。問題は税負担をお願いしないといけないってことでしょう。怖がらずにきちんと説明すればいいんですよ。自分達に不祥事が多すぎて信用されてないのはしょうがないね.でもやっていくしかないでしょう。
将来的に教育費用は無償にする という方向の第一歩と見て賛成します。 少子化対策にも物凄い効果じゃないですか。

こんなことを考えてくると、税金というものの将来のあり方を一度見直してみる時期なんと違いますかね。社会保障、年金なんかも一緒に考察してです。
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