安克昌(アン カツマサ) 在日韓国人3世 精神科医 2000年に39歳で病死。
「傷ついた人にはあらゆる人が遠ざかっていくように見える。」
「心のケアを最大限に拡張すれば、それは住民が尊重される社会を作ることになるのでは
ないか。そしてこれは社会の『品格』に関わる問題だ。」
30年前の阪神大震災を経験し、その頃まだ定着してなかった「被災者の心のケア」を研究し、実際に支援活動を行ってきた。その活動の中で「人にとって『心理的な居場所』が重要だ」との考えに至り、物理的な居場所ではなく、周りとのつながりが維持され、心理的な平穏が得られる場所が必要だと唱えた。
晩年それまでの研究成果を著書「心の傷を癒すということ」にまとめ、発表された。阪神大震災以降 大きな災害に幾度か見まわれた我が国だが、その際の被災者ケアの基礎を作ったと評価されてる。 上の2提言はその著書からの引用です。
先月のNHK「100分で名著」はこの本を取り上げてました。拝聴しましたが、3回目までは「そうだよな」程度の関心でした。今では「心のケア」という言葉が常識化されてて、「知ってるよ」があったかもしれない。4回目で「彼の研究が今を作った基」だと知ったこと、単に「心のケア」という視点から「人間社会の在り方」にまで言及した人、著書と知って感激した次第。
実は上の2提言は1/29、30日の朝日新聞「折々のことば」に掲載されてます。 コラム担当の鷲田さんも放送を見られて、取り上げられたんだと思う。
今朝のBLOGでいろいろ愚痴ったが、結局どれもこの「社会の品格」の問題じゃないかと思ったのです。
「傷ついた人にはあらゆる人が遠ざかっていくように見える。」
「心のケアを最大限に拡張すれば、それは住民が尊重される社会を作ることになるのでは
ないか。そしてこれは社会の『品格』に関わる問題だ。」
30年前の阪神大震災を経験し、その頃まだ定着してなかった「被災者の心のケア」を研究し、実際に支援活動を行ってきた。その活動の中で「人にとって『心理的な居場所』が重要だ」との考えに至り、物理的な居場所ではなく、周りとのつながりが維持され、心理的な平穏が得られる場所が必要だと唱えた。
晩年それまでの研究成果を著書「心の傷を癒すということ」にまとめ、発表された。阪神大震災以降 大きな災害に幾度か見まわれた我が国だが、その際の被災者ケアの基礎を作ったと評価されてる。 上の2提言はその著書からの引用です。
先月のNHK「100分で名著」はこの本を取り上げてました。拝聴しましたが、3回目までは「そうだよな」程度の関心でした。今では「心のケア」という言葉が常識化されてて、「知ってるよ」があったかもしれない。4回目で「彼の研究が今を作った基」だと知ったこと、単に「心のケア」という視点から「人間社会の在り方」にまで言及した人、著書と知って感激した次第。
実は上の2提言は1/29、30日の朝日新聞「折々のことば」に掲載されてます。 コラム担当の鷲田さんも放送を見られて、取り上げられたんだと思う。
今朝のBLOGでいろいろ愚痴ったが、結局どれもこの「社会の品格」の問題じゃないかと思ったのです。