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井上荒野という作家

2022年01月19日 10時52分54秒 | つれづれなるままに
友人が新聞の切り抜きを届けてくれた。井上荒野さんという作家さんが八ヶ岳山麓に住んで、徒然に思う良し悪し事をつづったコラム記事だ。友人に言わせると「岳さんと感性がいっしょだよ。読んでみて」で届けてくたのだ。
東京で作家活動してた人が何かあったわけじゃなく、「なんとなくここにいたいな」と思って中古の家を買ってしまい、年に10日もいければいいかと思ってたら、いつのまにか定住するようになっちゃった。そんなコラムです。
個人的にお礼のメールをすれば済むことなんだが、関連情報を調べていくと、面白い話にぶつかった。これは一つの記事にしたいな、記事を書くことで「お礼」に替えようと思い立った。

まずこの作家さん 「女性」なんですよ。僕は女性の「じょ」の字も思わなかった。名前が「荒野」じゃないですか。こんなの男でしょう。でも「あれの」さんとお読みするんだそうです。東京から八ヶ岳に移住した、薪ストーブは楽しい なんて僕そっくりの感性をお持ち。でも男として読むと文章に通じないところがある。何回読んでも変。「ひょっとして?」で調べてみたら「女性」だった。「男っぽい人だな」から興味が膨らむ。
更に出てきた事実。 お父様は作家の「井上光晴」氏。瀬戸内寂聴さんの不倫の相手ですね。瀬戸内さんが出家することになったのは井上さんとの縁を断つためだったと聞いたような。荒野さんと寂聴さんは生涯懇意にされたらしいことも知った。

友の好意から思わぬ世の機微に触れることになった。こうやって世の中を覗いていくのって楽しいことだと思うんです。
コメント (2)
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