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首相の答弁文書作成官がいる?

2022年01月26日 08時42分18秒 | 国を憂う
国会本会議、予算委員会での岸田首相の答弁を聞きながらつくづく思ったことは「これは答弁文書作成専門官がいるな」です。ここ10年ほど同じ文章を聞いてる感じだなと思いませんか。
喋ってる顔、声が違うだけで、論調、言い回し、やんわり納得して根の所では拒否する流れの作り方 これは間違いなく専門官がいますね。あの文章は「個人の個性」の域に達してますから。
そんなんでいいんですかね? だれが行政の長だか解らんじゃないですか。そりゃ首相の意思抜きで答弁書作るとは思いませんが、作成者の意思で作られる部分が徐々に大きくなっていくのは今の官庁の悪癖をみてると十分考えられます。
会議時間の節約、余計な紛糾を避ける目的で「事前に質問書の提出」がルールになってるようですが、これは政府答弁側が大きな失態をしないための策であって、「真の議論」をするにはマイナスでしょう。結局「事前調和」なんですよ。答弁に立った時、分厚い「答弁文書綴り」をめくりながらマイクの前に進む。そしてその文章を読む。そこから何がでてくるのか。丁々発止でやってほしくないですか。もっと首相の本心を聞きたいし、「この人」はどんな日本にしようと考えてるか知りたい。専門官の作った文章、それを読む答弁から見えないのは当然です。
たまに大失言するのもいいじゃないですか。昔「貧乏人は麦を食え」と言った首相もいるし、「ばかやろうー」と吼えた人もいる。ひょっとしたらそこに首相の「本心」が現れ、時の世相を凝縮して見せる力があるんじゃないか。国民はそこに「この人が考える明日の日本」を見てとるんじゃないかな。
岸田さんは前任者の言動を反省する意味で「聴く耳を持つ」とおっしゃる。それは一歩前進と聞き取ったが、そうじゃないんだ。「喋る口」を持つべきなんじゃないの と思うのです。
先日のバイデンさんとの会談を説明する中でこういう言い方をされた。「経済の好循環を『完成』させることで一致した」。 おっこれが本心であり、岸田さんの社会感覚なのだと思いました。「完成」があると思うところに「思い上がり」があり、これでは信用できんな と。
コメント (2)
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