goo blog サービス終了のお知らせ 

演出家が来る

2013年06月11日 07時06分46秒 | オペラに挑戦
先週土曜日の練習に今回の演出家「馬場紀雄」氏が来て、自分の考えを話していった。

「2つの文化の葛藤がテーマ。ひとつは西洋と日本、もうひとつは古い日本と新しい日本」
「古風な武家の娘蝶々さんは古い日本にとらわれない、新しい日本人だった。そういう日本人であろうとした。でも周りの古い日本から疎外される。それでも信じた西洋文化だったが、それからも裏切られる。最後は日本の古い作法(=切腹)での死を選択する」

さすがオペラ演出家ですね。何度も蝶々さんを演出してきた経験の中で育ててきた解釈なんでしょう。とてもしっくりきた解説でした。

こういう演出の骨子を話したうえで、「だからこんなイメージの衣装を考えて下さい」という。要するに、明治時代の村人に固執することはない。昔ながらの日本人もいるし、ちょっとどこか西洋かぶれした村人もいていい。そう言うのです。
具体的には
 ① 和装  紋付袴
 ② 洋装  アンティークな雰囲気、シンプルで時代性を感じさせないもの
 ③ 半和装 シャツ、ズボンの上に単衣を羽織って、山高帽やパナマ帽をかぶってるような
「なんでもあり」と言われてホッとしたが、よ~く考えてみるとより限定されたみたいでむしろ困ったのが本心。
22日から個別に相談にのってくれるらしい。今持ってるものでなんとかしたいが。

歌練習ではまだ大半の人が楽譜を手に臨んでる。大丈夫?
僕はもう楽譜いらない。歌い出しのタイミングはばっちり。ただし音の高さがちゃんととれない箇所が2か所ある。ここんとこ第九の練習に重点を移してるので蝶々さんはサボりっぱなし。初心に帰らないといかん。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする