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よりいっそうの感動

2009年11月18日 09時06分14秒 | つれづれなるままに
しつこいですが、また映画の話。シネコンで見た4作よりずっと感動したので。
昨夜は8:00から「レオナルド・ダビンチ」を見て、9:00から「博士の愛した数式」を観賞。

「レオナルド・ダビンチ」
 フランスに光学的技術によって古い名画を当時の色彩に戻す技術を完成した人がいて、その技術を使ってモナリザを復元したものを見た。その技術の凄さに驚いたのは当然なんですが、復元されたモナリザに驚いた。もっと明るかったんですね。顔ももっと白かったんだそうです。今見てるのはニスが変色してくすんだ状態だとか。へぇ~。感心。
 もうひとつ、フランスの役者さんが「最後の晩餐」の12人の弟子のあの瞬間の心の動き、発した言葉を推察して動き、姿勢を再現するのも興味津々で見入った。ダビンチの凄さ、役者さんの才能、この絵に描かれてる意味あい 納得した。今後この絵を見た時の見方が変わったようだ。
 放送は9:30までだったが、映画に興味があったのでここまで。残り30分は見てない。

「博士の愛した数式」
 まず言いたいのは寺尾聡のうまさです。いい演技してました。父宇野重吉を彷彿させました。寺尾聡はこの映画で何か賞をいただいたとか。納得です。
 しっかりできた作品ですね。元の小説がすばらしいのでしょう。この作家(小川洋子)さんは数学に詳しい方と思ってましたが、普通に文学部出身なんですね。1つの解を求める数学に人生の機微を見るなんてなんとロマティックなことか。数学者の友人がいて、数学のロマンを聞かされたんじゃないだろうか。
 数学者ってこういうロマンを楽しんでるんだろうとは想像してましたが、その通りなんですね。おもしろくて、辞められない探求なんでしょう。ちょっとわかるような。
 それぞれの人にそれぞれの人生が(楽しいこと、人に言えない痛みを抱えた)あること、だから人っておもしろいこと、だから謙虚でなければいけないこと そんなことを理系で理屈っぽい僕に教えてくれた作品でした。
 (これだけいい作品だとそのよさを文にするのは難しい。)

上の2作品 観賞する価値ありです。
コメント (2)
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