図書館便り「Library News 6月号」を発行しました。
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今月号の特集は読書推進運動協議会の「
若い人に贈る読書のすすめ」推薦本24冊です。
これは成人式・卒業式など新たな人生の一歩を踏み出す若い人にぜひ読んでもらいたい本を紹介する運動で、
毎年、各都道府県の読進協より、
この1年に出版された本の中から「若い人にぜひ読んでもらいたい本」を3冊推薦してもらい、
その推薦書をもとに読書推進運動協議会の事業委員会で24冊の書目を選定、リーフレットを制作し、
全国の公共図書館・書店などに配布しています。
選定された24冊のうち、本校図書館には10冊入れてありました。
「若い人に贈る読書のすすめ」の冊子にこんな言葉がありました。
「若いひとたちが本を読まなくなったと言われて、久しくなります。
若いひとが本を読まなくなったという年上のひとたちの言葉は、
若いときにこそ本を読むべきであったという後悔の言葉でもあります。」
4月に入学・進級し、5月の連休・スポーツ大会・中間テストと慌しい2か月でした。
来週は創立記念日と三者面談による自宅研修期間で、期末テストまでまだ時間もあり、
少しゆっくり落ち着ける6月には、ぜひ読書にも時間を使ってもらいたいと思っています。
今月の作家は俳人の小林一茶を取り上げました。
近ごろ我が家の周りは田んぼの水入れが始まり、夜になるとあたり一面は蛙の大合唱、
蛙といえば一茶の「やせ蛙まけるな一茶これにあり」を思い出します。
一茶は幼時から逆境にあり、15歳で信濃から江戸に出て流浪、39歳で父と死別、継母らと遺産を争う、
数奇な生涯、強靭な農民的性格、率直、飄逸な性格で、老年帰郷し結婚したが不遇の中に65歳にて死去、
と波乱万丈の人生でした。
それがまた、作品に独特の人間臭さを与えています。
一茶の作品は約22,000句あり、非常に沢山の俳句を世に残していてビックリです!