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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

埼玉県推奨図書

2008-11-11 | 本の紹介
埼玉県県民生活部青少年課からこんなパンフレットが届きました。

~県民がえらんだ「埼玉県推奨図書」~

埼玉県では、10月27日から始まる読書週間に向けて、
県民や出版社から推薦のあった図書の中から、埼玉県青少年健全育成審議会での審議を経て
下記のとおり推奨図書28冊を選定しました。

●応募状況及び選定の状況
・県民から124冊、出版社から128冊の推薦がありました。
・埼玉県優良図書選定委員会で部門ごとに選定作業
・埼玉県健全育成審議会で審議

このようにして決められるようです。

高校生・青年向けには4冊が選ばれています。
「社会生活の中で直面した苦悩を共感的に捉えさせることによって
 家族愛や友情、勇気についての理解を深め、
 人間としての生き方についての自覚が深まり、
 同世代の若者が共感を持って読むことができる作品を選定」
したそうです。

『シェイクスピアの人間学』 小田島雄志
『ぼくの父さんは、自殺した。』―その一言を語れる今― 今西乃子
『バディ -たいせつな相棒-』 V・M・ジョーンズ 田中亜希子訳
『アントン -命の重さ-』 エリザベート・ツェラー 中村智子訳  

学校のHPにアップされた「LIBRARY NEWS」11月号にも載せてあります。
学校のHPのトップページ→広報誌→LIBRARY NRES で見に行けます。
こちらです。

本校図書館に小田島雄志著の『シェイクスピアの人間学』と
中学生向けに紹介されている本多明著の『幸子の庭』がありましたので、
早速『シェイクスピアの人間学』を読んでみました。

著者は40歳から本格的に翻訳をはじめ、47歳のときに全訳を成し遂げました。
その結果、
「人生には幸福もあれば、不幸もある。人間には表があれば、裏もある」
という、シェイクスピアの全作品に通底する人生観に到達しました。
それは
「世界中の人がみんな“シェイクスピア好き”になったら、この世界から戦争が消えるでしょう」
という著者の言葉にも通じるものがあります。
シェイクスピアの作品はとても「人間的」なのですね!