今年の芥川賞受賞作『時が滲む朝』を読みました。
受賞作発表の時にも記事にしたのですが、
この作者は中国人で、日本に来て20年になります。
北京オリンピックも始まったのでタイムリー!
1988年夏、中国の名門大学に進学した2人の学生。
様々な地方から入学した学生たちと出会うなかで、
2人は「愛国」「民主化」「アメリカ」などについて考え、
天安門広場に行き着く――。
というあらすじなのですが、
登場人物が親日的なのは作者がそうだからでしょう。
理想に燃えた大学生が天安門事件で挫折し、
その後の北京オリンピック前夜までの人生が描かれています。
オリンピック開催中の今だから気になるのは、
中国は楊さんの快挙を喜ばしいと報道しながら、
作品の重要な部分である天安門事件について全く触れていないこと。
中国人の反日感情あらわな態度を目にしながら思うのは、
もしかしたら、真実を正しく教育されていないのではないか、
国の都合の良いことだけしか
知らされていないのではないかということです。
かつて日本もそういう時代がありました。
知らないことは怖いことです。
そして知らないことは残酷です。
第2次世界大戦終戦の約20年後に東京オリンピック。
天安門事件の20年後に北京オリンピック。
似ている?
似ていない?
急に涼しくなった今日、ちょっと頭を使ってみました。
あんまり暑いと、
人間「暑い~!!」としか考えられなくなるのかも。。。
明日、甲子園で本校の2回戦が行われます。
今回私は、TVの前で応援しますので、
「甲子園応援団てん末記」を記事に出来ません。
前回、楽しみに読んでくださった方には申し訳ありません。
ガンバレ!ガンバレ!本庄第一高校!!