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ローマ字

2016-07-12 | いろいろ
先日、ある会議で小学生のローマ字習得率が悪くなっているという話が出ました。
「街中にこれほど英字が出回っているのになぜ?」
と不思議に思いました。

その原因の一つにスマホがあるのだと聞き、余計に不思議に思いましたが、
スマホの入力方法を考えて「なるほど!!」と合点が行きました。
今までのガラケーだと、文字入力はローマ字入力が多かったと思いますが、
スマホで一気にテンキー型の日本語入力、それもフリック入力に切り替わりました。
そのため、ローマ字から変換する必要がほとんどなくなったのです!
もちろん小学校では3年生からローマ字を教えていますが、
高学年になるとスマホを持つ児童も多く、ローマ字を使わないので忘れてしまうのでしょうね。

ビックリしました!
技術の進歩が、技能を退歩させることになっている場合があるなんて。
これは、他の新しい技術にも言えるかもしれません。
タブレットの出現によって、パソコンを使えない若者が増えました。
次々開発されるアプリもとても便利です。
今までは文書作成や計算などはMicrosoft OfficeのWordやExcelをやりくりして、
パソコンで何とか作成していましたが、
便利なアプリの出現で、基本的な操作はわからなくても簡単に書類や計算も出来るようになりました。

やり方を学ばなくても簡単にできるし、時間の短縮にもなります。
専門家ではないのだから、詳細はわからなくても結果が同じならいいということでしょう。
でも、古い人間なのか、私はここに少しの違和感を感じてしまうのですよね。
自分の頭と身体を使わないと、いろいろ衰えてしまうような怖さも(年齢的に?)感じています。
私だって、スイッチ1つで諸々の家事が間違いなく簡単に早くできるのは好きだし恩恵を受けていますが、
でも、ちょっとアナログの部分も残したい、と思うのです。

例えば、お母さんの声で本は読んでほしいし、空模様と空気感から天気を予想したり、
お湯をこの位の量で出し続けたら何分後にはこれぐらいになるとか、
手で持った野菜の重さから水分量を感じて鮮度を考えるとか…
お天気ニュースで言われなくても身支度や傘や洗濯のことは自分の頭で考えます。
電車内の放送案内等も、海外と比べると日本は本当に親切ご丁寧(過ぎて煩い)と思います。
日本って痒い所に手が届く至れり尽くせりの国、その中でのんきに暮らしている私でもありますが。。。

こうやって時代は変わっていくのだろうけど、自分の責任で自分の頭を使って暮らす部分も残したい…
そんなことまで考えさせられた「ローマ字問題」でした。

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4 コメント

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Unknown (学さん)
2016-07-13 23:38:06
holyさん、いつも新鮮な話題をありがとうございます。
私は「ローマ字入力派」ではなく絶滅危惧種の「カナ入力派」です。
記事を読んで、主流の「ローマ字入力」が衰退しているなんて、と驚きました。
私は「日本人入力(右手と左手の人差し指での二本入力)」なのですが、パソコン通信のチャットで鍛えられましたので、ローマ字の若者よりも速いです。
現在は週に3回「3万円の臨時福祉給付金」の臨時職員として働いていますが、ワードやエクセルのパソコンは「カナ入力」です。
業務用のパソコンは皆が使うので「ローマ字入力」ですが、自宅や外出先でiPadの「ローマ字入力」を使っていますので、「これはカナ、これはローマ字」と言い聞かせて使い分けています。
しかし、携帯電話の「フリック入力」は、あまり得意ではありません。
将来的にiPhoneを買っても、しばらくは入力に困るでしょうね。
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学さま (holy)
2016-07-14 13:03:17
ローマ字入力に負けない速さでカナ入力が出来るってすごいですね。
しかも2本指・・・!
将来的にパソコンのキーボードの形が変わったりして!
ネットに試験的に?なのかテンキーのキーボードが出ていましたが、キーを4方向に倒して入力するようになっていました。
私もフリック入力が苦手…この夏の宿題です!
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変化 (桜子)
2016-07-14 20:34:34
ローマ字を習得できていない子供が増えているのには、気がつきませんでした。便利さと引き換えに、マイナス面が生じているのは残念なことですね。でも、これはぜひ覚えておくべきでしょう。自分の名前や住所がローマ字で書けなければ、海外とのやり取りに支障をきたします。
でも、この状況を知らなかった自分自身にも驚いています。
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桜子さま (holy)
2016-07-15 01:10:14
中学生になったら、英語を書く技能にも関係してきますよね。
1つの進歩は、何かを捨てることにもなるのだと思いました。
ただ、年代によって得意なものはあるわけで、私たちには難しいことを難なくやりこなす若者もたくさんいます。
お互いに得意な部分を出し合い、補い合うことで、良い関係でありたいですね。
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