上橋菜穂子 著 『香君(こうくん)上・下』(文藝春秋)読了しました。
(画像は出版元の文藝春秋HPより)
上巻の副題は「西から来た少女」、下巻の副題は「遥かな道」、
合わせて1000ページ近くにもなる大長編、楽しみながらじっくり読みました。
この作品は、「香り」と植物や昆虫の生態をテーマに描く壮大なファンタジーです。
香りから、草木の声を聞くことのできる力を持った主人公アイシャは、
その類まれな力ゆえに、そこから見える世界を誰とも共有できない孤独を抱えます。
彼女と共に歩む友人たちもまた、異なる孤独を抱える人々ですが、それぞれの孤独を抱えたまま、
依存を脱した共在の道を拓こうとし、それが国や国民を新たな道へと導いていきます。
題名からは想像もできないストーリー展開で、ファンタジーの世界にすっかり引き込まれ、
植物や昆虫について新たな知見を持つことが出来ました。
もし植物の発する「香り」を超えのように聴くことが出来たら?!
植物の香りは、その種を絶やさないようにするために虫や鳥を引き寄せます。
害虫たちが集まり植物が傷つけられると植物の傷から出た香りによって害虫の存在を知らせ、
害虫の天敵たちが集まることで植物は自分を守ろうとします。
身動きできない植物たちは、生き残るために様々な工夫を凝らし長い年月を生き延びてきました。
また、文明に頼り過ぎて自然の力を軽視してしまう怖さも感じました。
上橋菜穂子さんは2014年に国際アンデルセン賞作家賞を受賞され、
長編としては、『鹿の王 水底の橋』から3年ぶり、
新たな世界を描いた物語としては『鹿の王』以来7年ぶりとなる新刊小説です。
巻末にはたくさんの参考文献が掲載され、
多くの専門家からも教えを受けてやっと完成した作品なのだそうです。
我が家でもブルーベリーを20年ほど育てていますが、実の付き方など毎年必ず違うのです。
戸外で育てているので工業製品のように均一には出来ず、自然の不思議にはいつも驚かされてばかり。
自然の力には人智を超えたものがあるように思います。
我が家のブルーベリーはプロの手でこんな美味しく変身しています♪
本庄市の「パンドミ」さんのブルーベリーブレッド☆
同じく本庄市の「GoodLittleDay」さんのブルーベリーシフォンサンド☆
それぞれお客様方に大好評だそうで、こちらまで嬉しくなります♪
(画像は出版元の文藝春秋HPより)
上巻の副題は「西から来た少女」、下巻の副題は「遥かな道」、
合わせて1000ページ近くにもなる大長編、楽しみながらじっくり読みました。
この作品は、「香り」と植物や昆虫の生態をテーマに描く壮大なファンタジーです。
香りから、草木の声を聞くことのできる力を持った主人公アイシャは、
その類まれな力ゆえに、そこから見える世界を誰とも共有できない孤独を抱えます。
彼女と共に歩む友人たちもまた、異なる孤独を抱える人々ですが、それぞれの孤独を抱えたまま、
依存を脱した共在の道を拓こうとし、それが国や国民を新たな道へと導いていきます。
題名からは想像もできないストーリー展開で、ファンタジーの世界にすっかり引き込まれ、
植物や昆虫について新たな知見を持つことが出来ました。
もし植物の発する「香り」を超えのように聴くことが出来たら?!
植物の香りは、その種を絶やさないようにするために虫や鳥を引き寄せます。
害虫たちが集まり植物が傷つけられると植物の傷から出た香りによって害虫の存在を知らせ、
害虫の天敵たちが集まることで植物は自分を守ろうとします。
身動きできない植物たちは、生き残るために様々な工夫を凝らし長い年月を生き延びてきました。
また、文明に頼り過ぎて自然の力を軽視してしまう怖さも感じました。
上橋菜穂子さんは2014年に国際アンデルセン賞作家賞を受賞され、
長編としては、『鹿の王 水底の橋』から3年ぶり、
新たな世界を描いた物語としては『鹿の王』以来7年ぶりとなる新刊小説です。
巻末にはたくさんの参考文献が掲載され、
多くの専門家からも教えを受けてやっと完成した作品なのだそうです。
我が家でもブルーベリーを20年ほど育てていますが、実の付き方など毎年必ず違うのです。
戸外で育てているので工業製品のように均一には出来ず、自然の不思議にはいつも驚かされてばかり。
自然の力には人智を超えたものがあるように思います。
我が家のブルーベリーはプロの手でこんな美味しく変身しています♪
本庄市の「パンドミ」さんのブルーベリーブレッド☆
同じく本庄市の「GoodLittleDay」さんのブルーベリーシフォンサンド☆
それぞれお客様方に大好評だそうで、こちらまで嬉しくなります♪
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