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百田尚樹 著 『夢を売る男』

2013-10-30 | 本の紹介
百田尚樹さんの最新刊『夢を売る男』読了しました。
面白かったです♪

2006年デビュー作の『永遠の0』、2009年大藪春彦賞最終選考候補作品の『風の中のマリア』、
2013年本屋大賞受賞の『海賊とよばれた男』、に続いて氏の作品を読むのは4作目です。
『永遠の0』と『海賊とよばれた男』は歴史的事実に基づいた感動作、
『風の中のマリア』はオオスズメバチのマリアの生涯を軸にオオスズメバチの帝国の運命が語られた異色作でした。
そしてこの『夢を売る男』は出版界を舞台にした掟破りのブラック・コメディ!!
作家がこんな作品を出しちゃっていいの?!

本が好きな方は必読です。
出版の世界ってこうなのね!と驚く事実が満載です。
特に自費出版には、いろいろなからくりがいっぱいです!
もしかしたら、モデルはよく新聞の下部分に大きな自費出版広告を出しているあの「出版社」なのでは?
詐欺まがいの自費出版でも、「作家」として自分の本を手にすると幸せな気分になるでしょうね。
この作品のタイトル通り「本」を売っているのではなく「夢」を形にして売っているのかもしれません。
本が好きな方は、自分の本が出せたらと一度は思うのではないでしょうか。
かくいう私もその一人です。
ブログを書いている方も、きっとそういう思いがあるはず。
そこに「商売」のツボがあったのです!!

でも、すべてが悪ではありません。
感動の最後3ページ、ここに向かうための作品であると思いたいです。

前から楽しみにしている本庄早稲田駅前の大型ショッピングセンター内の蔦屋書店、
いよいよ今週末11月2日(土)にオープンらしいです。
カフェ併設の大型書店、入りびたりになりそうです♪



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
百田尚樹 著 『夢を売る男』 (りん)
2013-10-31 05:17:55
2日の日にツタヤさんオープンなのですね。
近くに本屋さんができた事は、うれしいことです。
百田さんて、こんなに素敵な本書く人だったんですね。
永遠の0はしばらく前本屋さんから勧められました。
今になってみれば、良かったなーと思います。
もうすぐ映画にもなります。
夢を売る男 読んでみます。
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りんさま (holy)
2013-11-01 00:34:42
結婚当時、我が町に書店がないことにとてもビックリし、残念に思いました。
未だに我が町にはありませんが、通勤途中のこの蔦屋には期待大です!
映画「永遠の0」、楽しみです♪
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