なごみーず＆南こうせつ

開催を知ってからからずっと楽しみにしていたコンサートへ行ってきました。

「なごみーず ＆ 南こうせつ プレミアムコンサート」

会場は埼玉県熊谷会館！

　

今月31日をもって44年間の歴史を閉じるコンサートホールでの演奏会です。
地域に長く愛された施設で、今月は連日多くのイベントが予定されています。
私も小さな頃から親しんだ会館で、小学生の頃は演奏会やミュージカル、
中学生の頃は市立中学校の合唱祭、高校生の時には音楽部だったので毎年夏の定期演奏会で利用し、
その他にもバレエや演奏会や歌舞伎で、何度行ったか数えきれません。
その熊谷会館がなくなってしまうのでは、是非、その前に行きたいと思っていたのでした。

しかも、ミュージシャンは熊谷会館の44年の歴史とほぼ同じ年月を歩んでいる、
南こうせつと伊勢正三・太田裕美・大野真澄の「なごみーず」、
「かぐや姫」と「風」（伊勢正三さん♡）が好きだった思春期を思い返すのにもってこいです！
「かぐや姫」「風」「オフコース」「グレープ」その後のソロもLPレコードいっぱい持ってました。

会場は、私や一緒に行った主人と同じ年代の中高年の男女でいっぱい！
あの中では私はちょっと若い方だったかなぁ～ウフフ
男女比は半々ぐらいで、イベント会場で男性トイレに行列が出来ているのを初めて見ました！
こうせつと正やんは男性にも人気があるし、もしかして太田裕美のファンかも。
他県ナンバーの車もいっぱいありました。

演奏が始まるのを待っている間、
1500席満席の会場を埋め尽くす観客を見ながら感慨深いものがありました。
彼らの歌がヒットした40年ほど前、みんな10代20代の若者で同じ歌を聴き、
その後それぞれに色々な人生があり、今もきっと家族や仕事でいろいろありながら、
今夜、ここに同じ歌を聴くために集まっている。
みんな、きっと今夜を楽しみに、そして昔を懐かしみに、今夜を迎えたんだろうなぁと思ったら、
始まる前からうるうるしてしまいました。。。
（演奏会でも同じようなことをこうせつが話していました）

さて、演奏会は初め4人が登場し、その後、まずはなごみーずのステージ。
大野真澄さんのいたガロでヒットしたのは何といっても「学生街の喫茶店」
そして伊勢正三のフォークデュオ風の「22才の別れ」、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」
かぐや姫の「妹」「神田川」、そしてイルカの歌った正やんの歌「なごり雪」「海岸通り」
あの頃を思い出して、もう、懐かしくて胸がいっぱいになりました。
歌を聴くだけで一気に年月を飛び越えられるってスゴイですね。

南こうせつさんは以前から綺麗な歌声でしたが、今も変わらず若々しく伸びのある声でした！
それから皆さんスタイルが変わらず若々しく、全員60歳を超えているとは思えない動きです。
正やんも変わらず素敵だった。。。
懐かしい歌々の他、新しく作った歌、楽しく緩いトーク、最後には立ち上がって手拍子と、
アンコール3曲で盛り上がり、大満足のうちに2時間半ほどのステージは終わりました。

他の色々なホールと比べてみると、44年の経年劣化、老朽化が目立ち、
舞台装置も舞台の広さ、座席も、新しいところとは比べるべくもありません。
市内に新しいホールも出来たし、時代の流れとして仕方ないのでしょうね。
「44年で老朽化取り壊し」の会館、「デビュー41年でまだ頑張る」俺ら！、と語っていました。

3月末にさだまさしのコンサートがあるのですが、抽選に外れてしまい、一般販売でも買えずに残念。
大ヒット曲「雨やどり」はこのホールで収録したものがレコード化されたものだったので、
きっと来るかなぁ～って思っていました。
映画「風に立つライオン」も上映されるし、隣県でのコンサートに行きたいです♪