今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

能ワークショップ

2012-09-02 | アート
昨日、楽しみにしていた「能」のワークショップに参加しました。
午前中の仕事の後、大急ぎで会場のK市文化会館へ向かいました。

今回のこの講座は3回からなり、

1回目 能の歴史、能装束の着付け、能の謡い
2回目 能の謡い、能の舞について(体験あり)
3回目 囃子のワークショップ、装束付舞囃子「敦盛」

となっていて、今日はその第1回目。
謡や舞、お囃子を教えていただけるのも楽しみだし、
3回目に先生が演じて下さるの能を見るのも楽しみです♪
(熊谷次郎直実の地だけあって演目は「敦盛」、やったー!!)

講師の先生は観世流の長山桂三先生。
兵庫県芦屋のお生まれだそうで、私よりも一回り以上お若い。
ブログやFACEBOOK、ツイッターをお使いになって、能楽の普及に努めていらっしゃいます。

会場はステージのあるホール、第2回目の体験は先着50名ということだったので大急ぎで申し込みましたが、
どうみても全員でそんなに沢山はいません。
予想していたより申込者がかなり少なかったようで(30名ほどかな)、
主催者も先生もちょっと(かな~り!)がっかりだったようです。

第1回目の昨日は、能の歴史やその構成、舞台、衣装などについて説明していただきました。
その後、参加者の中のお一人に本物の面装束を着付けして下さいました。
「どなたか・・・?」の声に勢いよく手を挙げられたのは60代と思しき男性、
何と、舞を習っていらっしゃるそうです!
シニア男性があっという間に若い女性に大変身。





私は数年前にも、隣県の博物館で行われた能衣装の着付けの会に参加しました。
その時は、能の衣装の展覧会が開かれていて、そのイベントとしての会でした。

面(おもて)と装束(衣装)をすぐそばで見せていただきました。
面のちょっとした傾け具合で、喜怒哀楽のあらゆる感情を表すのだそうです。
そのためには、内面からの感情の動きや理解が一番大事だとおっしゃっていました。

その後、みんなで声を合わせて謡(うたい)の練習。
祝言能として有名な『高砂』の一節「高砂やこの浦船の帆を上げて・・・」を謡います。
声の出し方を示す「節記号(ふしきごう)」の説明を聞き、
声の抑揚の指示書として能の「謡本(うたいぼん)」に興味がわきました。
西洋音楽の五線譜には小さい頃から親しんでいますが、謡本のような楽譜は初めてです。
「地声で、大きな声で、お腹から!」と先生に言われながら、朗々と謡った(つもり)です。

次回は白足袋を履いて舞いの練習、楽しみです♪