図書館便り「LIBRARY NWES 7月号」を発行しました。
学校のHPにアップされています。
こちら
今月号の特集は
「第55(2009年度)回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書」
高等学校の部は
『 縞模様のパジャマの少年 』 ジョン・ボイン作 千葉茂樹訳 岩波書店
『 夏から夏へ 』 佐藤多佳子著 集英社
『 カレンダーから世界を見る 』 中牧弘允著 白水社
私はこの中の『夏から夏へ』を読みました。
その内容は・・・
日本代表リレーチーム、メダルへの熱き挑戦!
『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した著者が、
昨年の世界陸上から北京オリンピックまでを日本代表チームに取材し、
世界に挑む日本のトップアスリートたちの熱き闘いを描いたノンフィクション。
昨年の北京オリンピック、男子4×100mリレーでの銅メダルという快挙がありました。
まだ覚えている方も多いと思います。
リレーで決勝に残れただけでもスゴイ!と思っていました。
でもまさかメダルがとれるとは、いったい誰が予想していたでしょう!
私は、TVの前で感動していました♪
有力候補が準決勝のバトンミスで姿を消した決勝の舞台で、
千載一遇のチャンスをモノにしたのは、偶然ではありません。
この本を読むと、
世界陸上から着実にこのメダルへ一歩ずつ歩んでいたのだなと思えます。
作者が『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子というのもいいです。
作品を書くうえで陸上部や選手に多くの取材を重ね、
4×100mリレーの魅力に取りつかれた作者です。
北京オリンピック直前に出版されたこの本ですが、
まるで「最終章クライマックスはオリンピックでどうぞ!」という終わり方です。