今日、
今月号の『Library News』を持って、
本を借りに図書館のカウンターへきた生徒がいました。
全校生徒に配っている更紙刷りの図書館紙の一部に、
赤いペンで丸がつけてあります。
以下、その生徒との会話。。。
生徒
「この、印のつけてある本、どれかありますか?」
私
「これは、今貸し出し中。これとこれならありますよ。」
生徒
「では、こっちの本を貸してください。」
私
「この作家が好き?」
生徒
「あの~母が読みたいって言うので。。。」
今までも、よくこういうことがありました。
何気ないことのように思われますが、とっても大事なことなのです。
まず、便りを捨てないできちんと持っていること。
それを、家庭へもって行き、家族も読んでくれているということ。
その中に書かれた本について、親子で会話がされているということ。
そして多分、お母さんが読むために借りた本でも、
面白かったら子供も同じ本を読むであろうということ。
その後親子で、本の感想を話し合ったりできるのではないでしょうか?
そんなことを考えているうちに、次に来た男子生徒は本を返却。
男子がこういう本を読んだらどんな感想を持つのかと思い、
「どう?おもしろかった?」と聞くと、
「え~・・・っと。姉が読みたいっていうから借りましたぁ」
とちょっと恥ずかしげな笑顔。
生徒の家族も読んでいてくれると思うと、Library Newsを作る励みになります
そして、本の話題が出る家庭が増えることを願っています。
「子供が本を読まない。」と言う前に、もっと大人も本を読んだほうがいいかもしれませんね。