南部せんべい

南部せんべい

　誰か青森にでも旅行に行ったのだろうか。事務所に南部せんべいの塊があって、うっかり手を出したらやめられない感じ。目の前にあるとどうしても手が伸びていってしまう。恐るべき引力。
　うまく言えないんだがなんともいえないマズウマ感。ちっともおいしくないけどやめられないんですよ。ゴマがたくさんで風味はあるけど、何となく適当な作りというか、何というか。
　昔ながらのおやつというのは、素朴だけどさすがに生き残るだけの力があるんでしょうね。ネットで閲覧してみると、南部せんべい汁というのもあるそうだ。別に食いたくないけど、きっと食べるとうまいんだろう。少なくとも、やめられなくなりそうで怖い。
　距離のある食べ物だから、はまらないように気をつけよう。

レジスタントスターチ

消化3割減でダイエット効果

　確かにそうでしょうけどね。消化に悪いものを食えば済むことなのかとも思う訳で…。
　都会のネズミと田舎のネズミという童話があったように思うけど、粗食にすると太らないのは本当だと思う。旨いものを食おうとするからいけないのではないか。普段の食卓ではできるだけ嫌いなものを並べると食べ過ぎなくていい。座敷の宴会なんかだと僕はかなりセーブできる理由の一つに、煮物とか嫌いなものを先に皿に取っておくということをするからかもしれない。基本的に遠慮するということもあったようなんだけど、特に好きじゃないから食べ残すのもつらくない。
　できるだけ精製してない穀類か、豆類のような消化に悪いものもかなりいい感じである。納豆は消化にいいので煮ただけの豆のようなものがいいのかもしれない。
　だいぶ前の話なんだけど、知り合いの人が玄米に凝っていて付き合いで玄米を食わされたことがある。新鮮な体験ということもあって別段それほどまずくはないとは思ったけど、数日付き合ったらもうやめたくなった。なんか食べ続けることに飽きるのである。それともっとびっくりしたのは、何となくお腹がゴワゴワする感じがして、実際にトイレに行くと消化されてない粒が混ざった便が出てきたのだった。僕も認識不足だったので、それは僕に合わない食事じゃないかという気がして嫌になったのだが、実際はそれだけ消化に悪いということなので、ダイエット効果はあるだろうということは十分考えられるのだった。このような特殊なコメをわざわざ食うより、玄米食を基本にすると、かなりダイエットは簡単になるのではなかろうか。
　でもやっぱり食事は旨いものを食いたいという欲望の対象なんですよね。まずいものを食って喜んでいるというのは、それだけで実行が難しいということなのかもしれない。