カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

HDDの残量が欲しい

2020-12-26 | HORROR

 僕は普段からたくさんのテレビ番組を、ハードディスクに予約録画している。朝からニュースを見る以外に、生で放送を見るというのは、ほとんどしない。何しろ録画で撮りためているものであふれていて、200時間程度は、見ようと思っている番組が、見られないままに収まっている。これらをコツコツ見ていくだけで忙しくて、とてもとても生の時間に追いつけない。これらを全部見たからと言って、生番組を見たいと思うのかは、よく分からないが……。
 多少のばらつきはあるが、週に40時間程度は、予約しているのではないかと思う。見たい映画のDVDも借りているし、オンデマンドの番組もチェックしていて、それらもちゃんと消費したいという思いがある。課金されているので、そっちが優先という感覚もある。でもまあ、撮りためている番組も、一応チェックしなおさなければ、とも思う。だから頭の部分のさわりだけ見るということもする。面白くて引き込まれたらそのまま見続けるが、まあ、後で見るか、と思ってまだ観てない次のヤツの頭の部分をまた観たりする。そうやって頭だけ見た事のある番組がたくさん並ぶ。そうしていると、いったい何が何だったか、ついには忘れる。そうするとまた頭を順番に……、なんてことをやって、自己嫌悪に陥る。もう頭にきて、見ないまま消したりする。酔っぱらって勢いよく消していくと、なかなか気分が良かったりする。そうして翌日はっと気が付いて、消してしまった番組の再放送をネットでチェックしなおして、再度録画予約をする。再放送が無いと、なんだかものすごく損した気分になる。取り返しのつかないことをしてしまったという焦燥感は、長く心に傷を残してしまう。
 でもまあ、物理的に録りためたものを全部見るというのは不可能だということには気づいている。だから、もう見ないだろうな、とか、これは見なくてもいいな、というのが決まると、エイヤっと消去して忘れる。この消去する基準というのがなかなか難しくて、いつも悩まされる。最近は面白そうだと思って録画して見てみると、何年か前の再放送だというのが結構ある。自分が興味のある分野だから面白そうだと思うわけで、見てみるとなんとなく覚えはあるが、結局面白く観てしまったりする。学習能力がないというのは改めて理解できたが、さて、この時間に新しいものを学習できたかもしれないと思うと、ちょっと残念である。
 結局見ないまま観るべきかもしれない、とか、もう再放送も無いだろうと思われるドキュメンタリーやナチュラルネイチャーものなどは、何年もハードディスク上に痕跡を残している。そうして新しく撮りためたが、もういいやと思うものをせっせと消去して、ディスクの残量を確保するのにあくせくしている。でも本当に見て消化できている番組なんてどれくらいあるのだろうか。そんなことを真面目に考えると非常に空しくなるので、やはり考えない方がいいのであろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする