新聞を読んでいると、今年の流行語大賞というのが発表されている。大賞が「三密」ということなんだが、あーそうですか、って感じである。話題づくり戦略として大成功した企画だけれど、相変わらずセンスがない結果だ。エントリーされている語をみても、本元の「新型コロナ」そのものの語自体が無い。それでいて関連語満載なんだから、ちょっと訳が分からないかもしれない。そのノミネート語の30語を見てみると、当然知らないのが多い。これは僕自身に問題がある可能性はあるが、何故流行っているのに耳にしたことが無かったのだろうか。
「ウーバーイーツ」は聞いたことがあるけど、実物は見たことが無い。日本にもあるんですか? って感じもするが、実際はあるらしい。まあ、僕の住んでいるところは田舎なんで、誰もそんなことしないだけの話だろうけど。
「愛の不時着」ググったけど分からなかった。いや、韓国ドラマだということは分かったが、そういう痕跡を誰かから聞いたことなど、たぶん一度もない。雑誌などでも見た覚えがない。こういうのがなんだか不思議なのである。
「あつ森」は聞いたことがあるし、息子たちが昔遊んでいたことは知ってたから、その延長だろうと思っていた。しかし、アメリカ大統領選だとか、相撲協会なんかも利用したなんて知らなかった。そういうゲームなんですね。まあ、しないだろうけど。
「恩返し/顔芸」はググったけど、分からない。知らないものは仕方ない。
「香水」もググるが意味不明。歌が流れるが、これのこと?
「フワちゃん」はググって、見たことある、と思った。
「まぁねぇ~」はググったら太った女子が出て来た。これは見たことがある。
「時を戻そう」は見たことがあるのかどうか、忘れた。それに動画をみても、いつこの言葉を言ったのかさえ分からなかった
「総合的、俯瞰的」は、ああ、そのことか、とは思ったが、流行っているというのかね、そもそも。何かの批判精神のようなものなのだろうか。
「ソロキャンプ」は意味は分かるが、昔からあるだろ。それに普通のことだ。
ちょっと驚いたのは「カゴパク」かもしれない。実は、僕はカゴを持って歩いているおばさんを目撃したことがあります。ああ、あの事か、と思ったのだが、以前どこのスーパーだったか忘れたけど、自分のカゴを買い取って買い物する制度のある店があったように思う。あれは廃止されたのだろうか。また、マイバッグの万引きは増えるだろうと誰でも思っていたはずで、袋をサービスしたほうが被害額は差し引いて減るのではないかと思われる。まあ、それ以上にそもそも盗んだことに気づかない人が多いのだろうことが、驚きなのかもしれない。それにしてもカゴパクっていうにしても、流行ってるのかね、言葉自体が。