自宅のWi-Fiがつながらなくて、ルーターのスイッチをつけたり消したりしてずいぶん時間を費やした。いつもなら調子が悪くても、再起動でなんとかなってきたからだ。特定のサイトが工事中というのならわかるが、これだけ復旧しないことは稀だ。
よく見るとモデムのPPPというランプが点いていない。よくは分からないが、そこでやっとプロバイダかもしれない、と思い当たった。そういえば何週間か前、プロバイダ解約をしたからだ。これもさかのぼっての説明が必要だが、光何とかという勧誘の電話があまりにも頻繁にかかってくるので、うちはNTTだからいいのだ、というと、「いや、だからそのNTTの契約なのです」と相手が言う。再更新という意味かなと思って、電話だけでのことではあるが(何しろ契約書は送られてきてない)「それじゃあ、それでいい」と言ってしまった。そしたらその契約に関してと称して次々にいろんな電話がかかってきて、どうも詐欺にあったらしいとは分かったが、新契約のキャンペーンに引っかかってしまったのだろうとは思っていた。どのみちプロバイダ契約は別にかかっていたはずで、要するにそういうことをまとめたものらしいということだけは分かったので、騙されたとはいえ後の祭りで契約したということらしい。担当者の話だと、今かかっているはずのプロバイダ契約は、いわゆる二重になるので必要ないから、それはご自分でご解約ください、ということだった。ふーん、分かったよ。ということで数か月忘れていて、改めてネットでいろいろ調べて(契約していたプロバイダの会社は、買収か何かされて名前が変わっていて分からなかったのだ。この世界は、本当に面倒だ)、そうして先月、やっと解約に至ったわけだ。これが原因というのは十分考えられるが、やっぱり詐欺だったのだというのは、さらに明確になった。何故なら、その担当と電話でやり取りしているときに、今のプロバイダ契約を切ったら、ネットが切れるはずだから、再設定する必要があるはずだ、と問い合わせたのだが、その時彼は(メモしていた紙を紛失してもう分からない。残念!)そのあたりは自動で切り替わりますので、お客さんは何もせずにそのままで継続してつながります、ってはっきり言っていたのだ。嘘八百である。
ということで怒り心頭に発したわけであるが、なんとこの契約した会社がさらにどうにも思い出せない。だいたいこれっていつ頃のことだったっけ? 年末より前だったかな。うーん、だからメモも見つからないのだろうし、困ったもんだ。とにかく光を扱うNTTに電話してみた。
担当者も、NTTを扱う業者が何かというのは教えられないんだという。そんなことがあっていいはずないじゃないか! とクレーマーみたいに当然苦情を言ったら、相手もしばらくうーんとか言っていた。試しにいくつか会社名を言ってくれれば、僕も思い出すかもしれないから、やってみてくれ、というと。ひょっとして、CLではないですか? というではないか。なんだ、分かってるんじゃないですか(わかるはずだと思う。その時同時進行で妻が請求書を見つけてくれて、それがまた違う会社名だったが、それを取り次いでいる会社の名前であるらしい)。実はその名前に覚えは無かったが、とにかくその会社の連絡先を教えてもらって掛けなおした。
長くなるんでこれでもだいぶ端折って話を進めているんだが、実際そこにかけてみると、送られてきた契約書を見てくれという。だから送られてきてないというと、そんなことは無いという。だからもうそうかもしれないが(契約書と分かっていたら捨てる筈は無いが、ダイレクトメールがたくさん来るので、それに紛れて捨てたという可能性はゼロではないが)、とにかく手元にないんだから仕方ないじゃないか! というやり取りなんかがあって、IDやらパスワードやらを聞き出した(えらい!って本人だから当然だと思うけど)。そこでは解決しなくて、これはまた、別のカスタマーセンターに電話しなおさなきゃならないんだそうだ。だからまた掛けなおして、いろいろとやり取りしましたよ。結局モデムに直接ケーブルをつなぐ必要が出てきて、僕のパソコンではつながらないケーブルしか自宅になくて、翌日買い出しに行って再度電話しなおして、それでもなかなかつながらなくて、話している途中でトラブル・シューティングを勝手にかけていたら、いつの間にか通じていました! やったぜ、ベイビー。
という顛末だったが、一応最初の契約時の営業者のせいでこのようなことになったのだから、社内でどうにかすべきではないかということは言った。が、そのように致しますという返事は無くて、すいませんの一点張りで、これはもうだめだな、ということは分かりました。もう自宅の電話にはほぼ出ていないので、二年したらよく調べて、契約しなおさないといけませんね(途中解約料がバカっ高くて、おそらくそれを主たる商売にしているのだろう)。