カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

年賀状を書く

2009-12-28 | 雑記
 やっと年賀状を書いた。今年は取り掛かりは比較的早かったのに、書き上げるのに時間がかかった。変な迷いが生じて手につかなかったのだ。
 しかしながら昨年から年賀状をもらうほうが激減しており(おそらくJC卒業効果)、今年は僕もだいぶ仕分けした。実はその作業が比較的難航したというのがホンネ。
 本来は年始の挨拶に参じることができない人に対して書面でのご挨拶という意味あいの年賀状なので、新年早々に会う予定のある人には不要とは言える。葬式とか結婚式に行けないので電報を打つようなものだろうか。本人も出席しているのに電報の披露などがあると妙に気恥ずかしいものだが、政治家などはそれがむしろ当然かもしれない。しかしながら年賀状は親しい人にこそ出す習慣へと変化したように思える。むしろ新年早々に会う人でうっかり年賀状を出し忘れていたりすると本人の目の前でバツが悪いような気がする。
 まあしかし、面の皮が厚くなったようなことでもあって、たいていのことはかまわなくなった。それに考えてみると多くの人は別段年賀状の失礼はそれほど気にして無いのではないだろうか。少なくとも貰わなかったから人間を見るというようなことを考えることは無い。以前から貰っている人から今年は来てないということで、何か不幸でもあったものだろうか、などと思う程度である。
 仕事関係のものはたいてい職場に来るが、量のわりにチェックは適当だ。
 やはり賀状というのは親しい仲である確認という意味のほうが強いようだ。まあ、最近は携帯のやり取りはするくせに住所を知らない仲というのも増えているが…。そういえばオヤジの会のメンバーなど、住所を知らない人ばかりである。年始には会うのでこの機会に失礼を詫びておきます。すんません。
 ともあれ、年末の仕事が終わったような安堵感である。このまま今年は終わっていいという感じなのであった。
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体験できて感動した

2009-12-28 | 映画
 冬休みに入って、僕なんかより子供たちの方が数段忙しいということで、一緒に遊ぶ時間がなかなかとれないようです。それでは映画くらいはという算段になりまして何を見るかということなんでしたけど、下の子が見たいと言っていた「2010」は時間の都合が悪かったのと、どうせビデオでは見るだろうけど監督がダメなのでがっかりするというリスクが高すぎて除外。「カールじいさん」はオープニング以上にはならないという噂だし、ディズニーだから危ないかもしれないので、やはり除外。それで今極端に評判のいい「アバター」を僕が強烈に興味があるということで、強引にこれを選択した。全然子供たちのためじゃないのでした。
 しかしながらやはりこれは凄かったですね。映画自体はほとんど宮崎駿的世界観とマトリックス(もしくは甲殻機動隊)とちょっとだけライオンキングというごった煮なんですが、それ自体も面白いということは当然よかったのだけど、何といっても3Dなんですよ。今やテレビも家庭でも大画面が当たり前だし、「巣ごもり」をキーワードにして家でのんびりDVDという選択の方が時には魅力的だったりする中で、映画というものは大きな過渡期にあるような気がします。そんな中で、まだまだ装着感や劇場の対応にも問題はあるにせよ、3Dというものがまったく新しい劇場空間としての娯楽の王道にのし上がる可能性を見せつけられたという気がしました。ほとんど体験する醍醐味に近くて、このような映画は3Dでなければならないというような感じなんですよ。キャメロン監督自体もこれから3D以外の映画を撮るつもりは無いとまで明言しているそうで、それは確かにそうならざるを得ないということもよく分かりました。もちろんソフトとして家でこの作品を観てもそれなりに楽しめるとは思いますけど、映画館でないとその価値の本当のところは絶対に分からないというのは間違いありません。というか、今見ないと本当にもったいない感じです。これは一種の革命ではないだろうか。
 おそらく十年という単位で映画というものは今とはまったく違ったものへと変化するような気がします。むしろそれが当たり前になるということでもあって、今までの方が何だったのかということにもなりかねません。そういう変化にナマで立ち会った一人なんだという感動すら抱かずにいられませんでしたね。映画も長いですし、眼鏡が苦手な人にはつらいものがあるかもしれませんが、そういう歴史に立ち会うだけでも十分に価値のある映画だと思いました。2009年と2010年という境で時代が変わったと未来の人たちが振り返ることは、ほぼ間違いないのではないでしょうか。
コメント (2)
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