例年今年を振り返って数冊紹介していたのだが、メルマガを発行しなくなったので忘れていた。しかし年の瀬になるとやっぱりめんどくさくて、ちょっと書きだしておきながら止めておこうかなという気分にさえなってしまった。まあしかし数冊並べるだけだ、と思いなおしたりしてつらつら記録を振り返ってみると、別段今年のものに感心した年ではなかったことが判明した。まあ、僕の記録だからいいか…。
ということではあるが、まあこれは絶望元年としては読んだ方がいいかもしれない。希望が無くてもやみくもに事実を知らないよりましだろう。会社の再建なんかを含めて事実を見てないから後で苦労する。実はいいスタートを切るための処方箋かもしれない。
希望を捨てる勇気/池田信夫著(ダイヤモンド社)
現代の金融入門/池尾和人著(ちくま新書)
同じように事実を咀嚼するにはこれも素直に読んだ方がいいかもしれない。前半は本当に金融入門なので飛ばしてもいいと思うが、ちょっと前の事件のことも考えながら理解するとためになると思う。
一勝九敗/柳井正著(新潮文庫)
さてしかし、ユニクロをデフレの権化として見るようなセンスの人にはますます将来が無い。ごく普通の真面目な会社で、そしてそのトップが非常にまっすぐなことがよく分かるはずだ。むしろ愚直な日本型でありうながら世界に通じるスタンダードなんじゃなかろうか。
死都日本/石黒耀(講談社)
これは個人的に政権交代とシンクロして読んだ。内容はスペクタクルだが、日本の将来は必ずしも暗くない。ひょっとすると将来を予見しているかもしれないので恐ろしいとは言えるけど、まあ、娯楽として読んで面白いのでいいじゃないでしょうか。
小説家/勝目梓著(講談社)
そして小説としてというか自伝としてというか、面白かったので紹介せざるを得ない。僕は力づけられたクチである。ぐいぐい生きていくしかないなあ、と思いました。
言語の脳科学/酒井邦由嘉著(中公新書)
そしてこの本は、言葉のことを考えたり脳のことを考えたりする人にとっては必読書でしょうね。言語というものが既に人間の頭に入っている仕組みだったとは、世界がひっくりかえるぐらい驚きました。チョムスキーって政治にかぶれた学者というだけじゃなかったんだね。エライ。
靖国史観―幕末維新という深淵/小島毅著(ちくま新書)
個人的に頭がすっきりしたいい本だと思いますね。僕にとってはこれで靖国問題はお終い。政治は勝手にやってくれですね。日本人と自分で思っている人は読んだ方がいいですね。そして理解できない人は、それはそれで不幸です。確定。
やちまた/足立巻一著(河出書房新社)
これぞ名著だけど時間かかるので読まないでいいです。ほんの一部の人たちがこの本を読んだ仲間であるというだけで、もうそれだけでいい気がします。みんな知らないから隠れた名著なんだしね。それに僕らには面白くても、これが面白くない人の方が多い気もするのが事実でしょう。
祝福王/たかもちげん著(講談社)
漫画だけど、ズバリ宗教とは何か、語ってますねえ。分かったような分からんような気がしないではないようでいて、やはりこれは宗教の本質なんだろうとガッテンするわけである。
鉄砲と日本人/鈴木眞哉著(ちくま学芸文庫)
僕はもともと信長があんまり好きじゃなかったのだけど、これは気持ちいい本でしたね。信長信仰なんかやめて、普通に歴史を読む方が数段ダイナミックに面白い世界だと思うんですけどね。歴史というものでも世界がガラッと変わるという爽快なお勧め本であります。
ということではあるが、まあこれは絶望元年としては読んだ方がいいかもしれない。希望が無くてもやみくもに事実を知らないよりましだろう。会社の再建なんかを含めて事実を見てないから後で苦労する。実はいいスタートを切るための処方箋かもしれない。
希望を捨てる勇気/池田信夫著(ダイヤモンド社)
現代の金融入門/池尾和人著(ちくま新書)
同じように事実を咀嚼するにはこれも素直に読んだ方がいいかもしれない。前半は本当に金融入門なので飛ばしてもいいと思うが、ちょっと前の事件のことも考えながら理解するとためになると思う。
一勝九敗/柳井正著(新潮文庫)
さてしかし、ユニクロをデフレの権化として見るようなセンスの人にはますます将来が無い。ごく普通の真面目な会社で、そしてそのトップが非常にまっすぐなことがよく分かるはずだ。むしろ愚直な日本型でありうながら世界に通じるスタンダードなんじゃなかろうか。
死都日本/石黒耀(講談社)
これは個人的に政権交代とシンクロして読んだ。内容はスペクタクルだが、日本の将来は必ずしも暗くない。ひょっとすると将来を予見しているかもしれないので恐ろしいとは言えるけど、まあ、娯楽として読んで面白いのでいいじゃないでしょうか。
小説家/勝目梓著(講談社)
そして小説としてというか自伝としてというか、面白かったので紹介せざるを得ない。僕は力づけられたクチである。ぐいぐい生きていくしかないなあ、と思いました。
言語の脳科学/酒井邦由嘉著(中公新書)
そしてこの本は、言葉のことを考えたり脳のことを考えたりする人にとっては必読書でしょうね。言語というものが既に人間の頭に入っている仕組みだったとは、世界がひっくりかえるぐらい驚きました。チョムスキーって政治にかぶれた学者というだけじゃなかったんだね。エライ。
靖国史観―幕末維新という深淵/小島毅著(ちくま新書)
個人的に頭がすっきりしたいい本だと思いますね。僕にとってはこれで靖国問題はお終い。政治は勝手にやってくれですね。日本人と自分で思っている人は読んだ方がいいですね。そして理解できない人は、それはそれで不幸です。確定。
やちまた/足立巻一著(河出書房新社)
これぞ名著だけど時間かかるので読まないでいいです。ほんの一部の人たちがこの本を読んだ仲間であるというだけで、もうそれだけでいい気がします。みんな知らないから隠れた名著なんだしね。それに僕らには面白くても、これが面白くない人の方が多い気もするのが事実でしょう。
祝福王/たかもちげん著(講談社)
漫画だけど、ズバリ宗教とは何か、語ってますねえ。分かったような分からんような気がしないではないようでいて、やはりこれは宗教の本質なんだろうとガッテンするわけである。
鉄砲と日本人/鈴木眞哉著(ちくま学芸文庫)
僕はもともと信長があんまり好きじゃなかったのだけど、これは気持ちいい本でしたね。信長信仰なんかやめて、普通に歴史を読む方が数段ダイナミックに面白い世界だと思うんですけどね。歴史というものでも世界がガラッと変わるという爽快なお勧め本であります。