カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

体験できて感動した

2009-12-28 | 映画
 冬休みに入って、僕なんかより子供たちの方が数段忙しいということで、一緒に遊ぶ時間がなかなかとれないようです。それでは映画くらいはという算段になりまして何を見るかということなんでしたけど、下の子が見たいと言っていた「2010」は時間の都合が悪かったのと、どうせビデオでは見るだろうけど監督がダメなのでがっかりするというリスクが高すぎて除外。「カールじいさん」はオープニング以上にはならないという噂だし、ディズニーだから危ないかもしれないので、やはり除外。それで今極端に評判のいい「アバター」を僕が強烈に興味があるということで、強引にこれを選択した。全然子供たちのためじゃないのでした。
 しかしながらやはりこれは凄かったですね。映画自体はほとんど宮崎駿的世界観とマトリックス(もしくは甲殻機動隊)とちょっとだけライオンキングというごった煮なんですが、それ自体も面白いということは当然よかったのだけど、何といっても3Dなんですよ。今やテレビも家庭でも大画面が当たり前だし、「巣ごもり」をキーワードにして家でのんびりDVDという選択の方が時には魅力的だったりする中で、映画というものは大きな過渡期にあるような気がします。そんな中で、まだまだ装着感や劇場の対応にも問題はあるにせよ、3Dというものがまったく新しい劇場空間としての娯楽の王道にのし上がる可能性を見せつけられたという気がしました。ほとんど体験する醍醐味に近くて、このような映画は3Dでなければならないというような感じなんですよ。キャメロン監督自体もこれから3D以外の映画を撮るつもりは無いとまで明言しているそうで、それは確かにそうならざるを得ないということもよく分かりました。もちろんソフトとして家でこの作品を観てもそれなりに楽しめるとは思いますけど、映画館でないとその価値の本当のところは絶対に分からないというのは間違いありません。というか、今見ないと本当にもったいない感じです。これは一種の革命ではないだろうか。
 おそらく十年という単位で映画というものは今とはまったく違ったものへと変化するような気がします。むしろそれが当たり前になるということでもあって、今までの方が何だったのかということにもなりかねません。そういう変化にナマで立ち会った一人なんだという感動すら抱かずにいられませんでしたね。映画も長いですし、眼鏡が苦手な人にはつらいものがあるかもしれませんが、そういう歴史に立ち会うだけでも十分に価値のある映画だと思いました。2009年と2010年という境で時代が変わったと未来の人たちが振り返ることは、ほぼ間違いないのではないでしょうか。
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2 コメント

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Unknown (まっちゃん)
2009-12-28 17:38:19
昔の3Dは「飛び出してくる」のがウリだったけど、今の3Dは「奥行感だ」と聞いたことがあります
まだ体験してないのですが、そういう「広がり」というものは感じましたか?
それと、どうしてもメガネを掛けなくてはいけないということの抵抗があるのですが、装着感はどうでした?長い時間耐えられるものなのでしょうか?
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Unknown (korin310)
2009-12-28 18:41:12
 おっしゃる通り奥行き感が凄いし、臨場感が格別ですね。正直驚きました。みてるうちにそれなりに慣れますけどね。
 メガネは厳しいハードルですね。僕のようにメガネ人間でも二重メガネはそれなりにしんどかったし、メガネ経験のない人には大変だと思います。
 それでも僕はまた見てみたいです。もっと体験したい世界です。
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