カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

ロード終了

2008-12-20 | 雑記

 訳あって長崎泊。会議の後、公式行事(なのか)として今のところ今年最後の忘年会に参加する。結局ここ二週間ばかり風邪で調子が悪くて、特に忘年会がある日に体調が崩れる。ほどほど感で押すが、酒を飲むと勘所も狂うわけで、それはそれで仕方が無い。
本当は幹事さんが別にいるのだが、勝手に辞退して僕に押し付けられたのだけれど、金の計算はいいにしろ、何処に行くべきなのかの算段はいきなりで分からない。もう一人の若手のT三君は、一次会で給仕をしてくれたお姉さんに相談して、その上彼女の上がり時間まで確認していた。さすが。
 まあ、結局会長の行きつけの店に落ち着いたのだが、会計になって驚くほど安くて、結局全員におごってくれたのだった。ラッキーというか、あそこのママさん計算間違えたんじゃないだろうか。
 それぞれタクシーに乗せて、事務局の人も、なんとなくこれで、などと手を振るので、ああ解散だなあと喜んでいたのもつかの間、もう一人のこのあいだの大トラさんが背後にいて、もう一軒と手を引っ張られた。まあしかし、入ったのは包丁人が女の人というカウンターの小料理屋さんで、手早い包丁さばきでタコブツが塩でなかなか粋なのだった。
 さてしかし、いよいよ今年も終わりですなあ、という感慨があって、いつのまにかいろんなことがあったよなあという話ばかりであって、そうして僕自身も単なる若手というだけの立場でなくなっていくようで怖いのであった。新しい役員の人であっても、そろそろ還暦というような人たちであり、かなりの先輩であるはずなのに、僕のほうが役職経験は長いのだ。これが恐ろしくなくてなんという。普通こういうものを辞去する為には、体調が思わしくなくなるというのがいわゆる寿退職の王道で、しかし誰が好き好んで体調を悪くするものであろうか。
 そんなようなことを人の話を聞く振りしながら考えたりしたのだが、しかし、いつまでも同じような状況が続くはずも無いとも思い直すのだった。この会だってどうなるか分からないし、みんな口では中央情勢がああだこうだとしたり顔で話す割には、本当に現状を理解しているようには見えない。本当はみんなで沈没船に乗っているのかもしれないのに、目の前の水漏れを見ようともしていないようなものである。本当に彼らは日本というものをどこか楽観して信頼しているのだろう。まあ彼らの多くは、どこかで帳尻を合わせるのは上手なんだから、不器用な僕は準備だけは人より先にするより無いのだな、と思い直して年の瀬を乗り切ることにする。
 ホテルで朝を迎えると、思ったとおり最悪の風邪状態で、顔を洗うとまたしても大流血の鼻血で困惑する。こりゃあ駄目だと二度寝して家に帰った。風邪との決別が早急の課題であることは間違いない。寝よ。
コメント
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