梅よ花つけ

2009-02-25 | 【樹木】梅
 春なればうべも咲きたる梅の花君を思ふと夜寐も寝なくに(万葉集・壱岐守板氏安麻呂)
 一夜、ねむられぬままに、しらじらと夜があけた。
 「梅の君」を思ってのことならまだしも。
 すさびたる枯野といえど梅よ花つけ
 すさびたる枯野は、わが胸のうちにひろがりてある。