「ネイチャー・ボーイ」は、ナット・キング・コールが歌って、ヒットしたナンバーだ。
遙か遠い国から海こえ、山こえてやって来た不思議な少年
シャイで悲しげな眼をした少年
ある日、「愚か者と王さま」の話をした
それに、こんなことを言っていた
「素敵なのは、ひとを愛し、気持ちが通じ、愛されること」
ジャッキー・マクリーンのアルバム「ネイチャー・ボーイ」(1999 サムシンエルス)。
1999年の録音と言うことは、わたしの聞いているジャズの中では、もっとも新しいくらいだ。
演奏しているのは、以下の4人。
ジャッキー・マクリーン(as)
シダー・ウォルトン(p)
デヴィッド・ウィリアムス(b)
ビリー・ヒギンズ(ds)
なんだか、ピアノ、おもしろい。
1.あなたは、愛のなんたるかを知らない
2.ネイチャー・ボーイ
3.言い出しかねて
4.恋とは何でしょう
5.とてもたやすく恋に落ちた
6.煙が目にしみる
7.スター・アイズ
8.バークリー広場のナイチンゲール
ジャッキー・マクリーンの吹くアルト・サックスの音色、時にしっとり、切なげである。
その魅力を改めて感じた。
「ネイチャー・ボーイ」、不思議な少年のロマン、どこか悲しげ、愉しませてくれる。
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