世界のなかの日本美術

2012-07-31 | 読書
●日本美術全史/田中英道著/講談社学術文庫/2012年4月10日発行/1890円(税込み)
 縄文時代から現代にいたる日本美術の全体を概観できる。この一冊が手元にあれば、美術鑑賞がより深いものとなろう。そして、本書の何よりのよさは、日本人としての誇りを強めてくれるところにある。著者は、日本の美術作品には、世界のトップレベルのものが多々あると指摘。ところで、あなたは興福寺の阿修羅像が誰の作かご存じだろうか、写楽は誰か、そんな探究もある。世界の眼で、日本美術を純粋に評価しようとする快著。本書は、一九九五年刊行本の文庫化。

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