“アフロディジア”

2023-10-07 | 【断想】音楽

 “アフロディジア”は、古代ギリシアの詩にある“アフロディテの楽しみ”に通じる。
 性の快楽である。
 これは、音楽の快楽か。
 アルバム1曲目が「アフロディジア」である。
 ケニー・ドーハムの「アフロ・キューバン」(1955 Blue Note)。
 《静かなるケニー》のイメージを転換させるエネルギッシュな作品であるとどこかに評があった。
  このアルバムには、9トラックあって、5つが1955年3月(以下の1~4と9)、4つが1955年1月の録音である。
 3月録音が、コンガなども入り、踊りたくなるような快楽系。
 演奏のメンバー構成は異なるが、共通しているのが、以下の4人。
 ケニー・ドーハム(tp)
 ハンク・モブレー(ts)
 ホレス・シルヴァー(p)
 アート・ブレイキーー(ds)
 〈収録曲〉
 1.アフロディジア
 2.ロータス・フラワー
 3.マイナーズ・ホリディ
 4.パシュアーズ・ドリーム
 5.K.D.ズ・モーチョン 3;24
 6.ザ・ヴィラ 3;19
 7.ヴェニータズ・ダンス 5;18 
 8.エコー・オブ・スプリング(K.D.ズ・キャブ・ライド) 6,07
 9.マイナーズ・ホリディ(別テイク)