ハンク・モブレーの「ディッピン:Dippin'」(original:1965 BLUE NOTE)。
第一印象、音が生きている。
リー・モーガンの輪郭明瞭で勢いのあるトランペット。
ハンク・モブレーのなにやらやさしいテナー・サックス。
ハロルド・メイバーンの可愛げなピアノ。
ラリー・リドレーのベースに、ビリー・ヒギンズのドラム、ラテンのリズムが心地よい。
1.THE DIP
2.RECADO BOSSA NOVA
3.THE BREAK THROUGH
4.THE VAMP
5.I SEE YOUR FACE BEFORE
6.BALLIN'
ハンク・モブレーは、Henry Mobley。Henryが、Hankに。
1930年生まれ、ソニー・ロリンズと同年だ。
リー・モーガンは、1938年の生まれ。
ハンク・モブレーの名によるディスクだけど、モーガンが引っぱっているような。
大ヒットしたリー・モーガンの「サイドワインダー」が思い浮かぶような親しみやすいジャズ。ロック調と言うのだろうか。
今日、ディスク・ユニオンで、「JAZZ & JAZZ 歴史にみる名盤カタログ800(昭和53年、講談社)」を買った。この本は、二冊持っていたはずなのだが、一冊しか見あたらない。もう一冊は捨てたのだろうか。持っている一冊がボロボロになってきたので買った次第。当然、古本。280円だった。
同種の本で、音楽之友社から、「ジャズ名盤500」と言うのがあるはず。あれば欲しいと思っていたが、それは、売っていなかった。