Chet Is Back

2020-09-10 | 【断想】音楽

 麻薬で服役、そして出所。
 ムショ帰りということで、「チェット・イズ・バック:chet is back!」。
 とてもいきいきとした音色のトランペットが心地よい。
 溌剌としたチェット・ベイカーに接することができる。
 1962年、イタリアのミラノで録音されている。
 レーベルは、RCA ITALIANA。
 テナー・サックス、ギターを加えてのセクステットでの演奏。
 6曲目、7曲目に、フルートが入る。
 メンバーは、以下。
 チェット・ベイカー(tp)
 ボビー・ジャスパー(ts,fl)
 アメディオ・トマシ(p)
 ルネ・トーマ(g)
 ペヌワ・クエルシン(b)
 ダニエル・ユメール(ds)
 1.Well,You Needn't:ウェル・ユー・ニードント(モンク)
 2.These Foolish Things:ジーズ・フーリッシュ・スイングス
 3.Barbados:バルバドス(パーカー)
 4.Star Eyes:スター・アイズ
 5.Over The Rainbow:オーバーー・ザ・レインボー
 6.Rent Up House:レント・アップ・ハウス
 7Ballata In Forma Di Blues
 8.Blues In The Closet
 他にボーナス・トラックで4曲(CD盤)。
 ボーナス・トラックでは、エンリコ・モリオーネ楽団をバックに、チェット・ベイカーが歌う。ファンタステックなものだ。
 録音はよろしくない感じ。
 
 高齢者になってしまった
 わすれものをしたようだ
 じぶんの気持ちがわからない
 いろいろごちゃ混ぜなんだ
 好きなのか嫌いなのか
 わずらわしいことは御免だ
 そのままに
 時だけが過ぎていく