堤中納言物語「虫めづる姫君」に、作者の思想・人生観が端的に表れている文言がある。
格別、めずらしいものではないが、備忘に記しておく。
「・・・人は夢まぼろしのやうなる世に、たれかとまりて、あしきことをもみ、よきをもみ思ふべき」
真実は、善悪の彼岸にあるというか、真実といっても、それは、夢まぼろしに過ぎないということか。
右馬の佐が登場してあとの個所を何度か読んだ。
歌のやり取り、女装しての姫の屋敷への忍び込み。
色好みの男たるには、怠惰であってはいけない。怠惰であっては、色好みとはならない。
格別、めずらしいものではないが、備忘に記しておく。
「・・・人は夢まぼろしのやうなる世に、たれかとまりて、あしきことをもみ、よきをもみ思ふべき」
真実は、善悪の彼岸にあるというか、真実といっても、それは、夢まぼろしに過ぎないということか。
右馬の佐が登場してあとの個所を何度か読んだ。
歌のやり取り、女装しての姫の屋敷への忍び込み。
色好みの男たるには、怠惰であってはいけない。怠惰であっては、色好みとはならない。