梅はおとづれて

2013-03-04 | 【樹木】梅
 梅が詠みこまれた式子内親王の歌。
  袖の上にかきねの梅はおとづれて枕にきゆるうたたねの夢
 春の日射し、こじんまりした庵で
 梅を見つつ、もの思い
 袖に花びら、ものかな香り
 わたしはいつしか、気が遠くなりそう
 おだやかなことなんかなかった
 嬉しいことなんてなかった
 だけど、うたた寝
 夢、夢、夢・・・・