「七種の花」

2009-09-08 | 【草花】ETC
 万葉集巻第八に、「山上憶良の、秋の野の花を詠める二首」。
 秋の七草の歌である。
 一首目。
  秋の野に
  咲きたる花を
  指(および)折り
  かき数ふれば
  七種(ななくさ)の花
 そして、旋頭歌形式の二首目。
  萩の花
  尾花(をばな) 葛花(くずばな)
  瞿麦(なでしこ)の花
  女郎花(をみなえし)
  また藤袴(ふじばかま)
  朝貌(あさがほ)の花
 尾花は、すすきのこと。
 朝貌は、桔梗とされるが、昼顔、木槿(むくげ)との説もあるそうだ。