【本の紹介】
●愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎/小宮正安著/集英社新書/19年9月19日発行/1050円(税込み)
ヴンダーカンマーとは、「不思議の部屋」。世の珍品を蒐集し、陳列・収蔵した部屋ということである。十五世紀から十八世紀にかけてヨーロッパの王侯貴族他の間で流行した。その内容、盛衰が語られる。科学、宗教、オカルトが入り混じった世界である。本書には蒐集品の図版が数多く掲載されている。リスからつくったドラゴンのミイラ、宇宙を可視化しようとの天球儀。読者はまじまじと見つめることになろう。それらは奇怪でもあるが、人の想念のなんたるかをも考えさせられる
●愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎/小宮正安著/集英社新書/19年9月19日発行/1050円(税込み)
ヴンダーカンマーとは、「不思議の部屋」。世の珍品を蒐集し、陳列・収蔵した部屋ということである。十五世紀から十八世紀にかけてヨーロッパの王侯貴族他の間で流行した。その内容、盛衰が語られる。科学、宗教、オカルトが入り混じった世界である。本書には蒐集品の図版が数多く掲載されている。リスからつくったドラゴンのミイラ、宇宙を可視化しようとの天球儀。読者はまじまじと見つめることになろう。それらは奇怪でもあるが、人の想念のなんたるかをも考えさせられる