銚子・角巳之・三代目

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春遠からじ①

2020年01月07日 | 日記・エッセイ・コラム

いつも白鳥のこと掲載しております、夏目の堰の近く...。猿田彦が香取・鹿島両神宮の助力を得て悪霊を退散させ
その後、海(湖)になった干潟地区...。江戸時代の干拓で豊かな水田となり、コメの大産地となったこの場所。
現在は、広域農道が広がり、見渡す限りの田園風景であります。

先日、この広域農道を車で走行中、多数の白い物体に遭遇し...。近づくと白鳥でありました。夏目の堰に居た
白鳥が水田に移動し、エサを獲ったり、飛行訓練したり...。冬来たりなば春遠からじの言葉があるように、
白鳥の体内時計は春が近いことを察し、準備に余念がないものと思います。

この白鳥集団...、良く見るといくつかのグループに分かれているようです。比較的乾いたところでエサを探して
いるもの、水の多い場所で羽をバタつかせているもの、あるいは飛んでいるもの...、何らかの序列のようなものが
存在しているのかもしれません。

どこから来たかも知らず、どこに行くのかも知らず、当然名前がある訳でなく...。でも今そこに居て、やがて
去っていく...。農地の所有者の方にとっては迷惑な話かもしれませんが、この地域は、田んぼの生き物調査を
長年に渡って行ってきた地域...。続きは次回に。