銚子・角巳之・三代目

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鎌倉にて②

2020年01月22日 | 日記・エッセイ・コラム

男なら銚子へ行くを東慶寺...なる詩があったかと思います。読まれた時期、作者、その他詳細不明ながら、何故かこの
フレーズだけが頭の中に残っておりました。写真はその東慶寺。北鎌倉駅近くにある臨済宗の名刹。というよりも、
縁切寺、駆け込み寺として有名。こう言った方が分かりやすいでしょうか?

かつて、女性から男性に対して離縁を申し入れることが出来なかった時代、その苦しみから逃れる唯一の方法、
東慶寺への駆け込み。そこで冒頭、男なら...。男であれば銚子へ行きさえすれば苦しみから逃れられるのに、
女性は東慶寺へ駆け込み、俗世間から離れる(出家する)ことでしか叶わない...。

稚拙な解釈はご容赦を。また詳しい方、ご教示ください...。かつて銚子の歴史に詳しい方々にお話を聞いたところ、
どうもこの銚子という街は長きに渡り、縁切り街、駆け込み街のような雰囲気を醸し出していたらしい...。
旅の人は大切にしなさい、詳しい事情は聞かぬよう...等、幼少期から年長者に言われていたこと思い出します。

人は誰しも、止むに止まれぬ事情というものがあるものです。もはやこれまで....と思ってしまったとき、逃げる、
駆け込む先があること、大きな救いです。今回の訪問時、実は入場時間を過ぎてしまっており、門前から雰囲気
を見るだけでありました。次回は早い時間に、じっくりと散策させて頂きたいと思っております。

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