昨夜の地震に関しまして、いろいろとお気遣いの連絡頂きました。突然の強い揺れでありました...。いまだ余震が続いておりますが、現在のところ問題ありません。取り急ぎ御礼まで。
私の(銚子)事務所があるところは銚子市陣屋(じんや)町、銚子がかつて高崎藩の飛び地であったことに由来するようです。陣屋とか陣場とか、群馬、千葉、特に利根川沿いに多く見られる地名のようです。かつて利根水運で栄えた街の名残...。以前訪れました、利根川上流・水上には銚子橋という橋が掛ってました...。銚子では小学生による群馬・片品村との交流が40年以上も続いておりますし、群馬と千葉の繋がりを発見するのは結構容易であります。それくらい利根水運の重要性や繋がりがあった証左であろうと思います。藤岡にて、いろいろ勉強させて頂きました。ランの花しかない街でね...という方もあれば、何々、ランがあるじゃないか。と具体的に行動した方々いた訳であります。それが年間230万人以上も人を集める場を作り上げた...。その間、20年だそうです。関係者のみなさん、群馬のお客様...、貴重な機会を頂きありがとうございました。
ゆでガエル...。最近あちらこちらでその言葉を聞きます。問題を先送りしてきたツケが...、という比喩で使われているようです。先の見えない時代であるがゆえに、リーダーと呼ばれる方々の決断は非常に重い...。ある雑誌を読んでいたら、鹿島に工場のある有名企業の社長さんの言葉が...。ゆでガエルにしないためにはどうすれば?の問いに対して、ただ一言、ヘビを投げ込め!久しぶりに痛快で明確な言葉に接しました。ある会合では、イワシの網にナマズをぶち込め...と。海水のイワシと淡水のナマズは一緒に入るのか?とも思いましたが、言わんとすることは良く分かります。緊張感がないと、ゆでガエルになるし、イワシは死んでしまう...。綺麗ごと並べて、最悪の結末を強いることと、厳しいけれど結果として生き残る可能性が高い選択...。どちらがいいですか?...と。そして、早くやれ!良く聞きます。限られた時間であるがゆえに...。残り時間を考えながら、問題を先送りして...。こういうスタンス、賢い選択のように見えて、実は一番危ないんだそうです。特に40代、油断めさるな...との事でありました。写真はシケ続きの銚子港、カモメも水揚げが少ないのでお腹を減らしているようです。トラックに積み込んだ魚まで狙って参ります。すでに獣の顔付になっておりました。むろん、本文と写真、何ら関係ありません。
幕張メッセで開催されているフーデックスに行って参りました。世界最大の食品見本市...。毎年フーデックスと聞くと、ああ今年も年度末だな...と。それくらい食品関係者にとっては馴染みの深いものであります。私の場合は出展する実力もないし、購入して大量販売もできないのですが、銚子に戻ってからも毎年出掛けております。では何故?ということですが、一つにはこの期間中に全国から懐かしい面々が集まって参りますのでその再会。さらには、ここで掲げられたテーマが間違いなくその後のトレンドになっているからであります。もっと言うと一番の目的は、その場の空気に触れること...。フーデックスの場合は全国各地だけでなく、世界中から人、モノ、情報が集まって参ります。最近は都道府県、中には市町村単位で出展されるケースも非常に多くなってまいりました。もう答えは分かっているんです。ごちゃごちゃ言わずに動け...。ただこれだけ。新商品も新技術もトレンド食材も、識者の講演も、みな素晴らしいですが、要するに、そこで何を感じ、具体的にどう動けたか否かだけのステージに入っているように思います。特効薬も秘策もありません。限られた時間の中で、どれだけ具体的に動けたかどうかと、未来に向けて何が残せるか。ただそれだけ。そうであるがゆえに、良く集まって、良く話す“場”は非常に大切と再認識いたしました。
本年1月から、風評という化け物に悩まされ続けながら、それでも水揚げがあれば街は束の間の活気に湧いておりましたが、シケ続きのためその水揚げそのものが非常に少ない。こんな状況が続いております。晴れていても銚子特有の巨大なうねりが発生し、海は非常に恐ろしい顔をしております...。シケは毎度のことで、水産関係者は慣れたものですが、風評その他、これからどうなるんだろうか...と。狂牛病や口蹄疫と全く状況は同じですが、一次被害の他、その産業に依存している地域内の運送業とか商業とか、周辺状況はより深刻であります。そんな中でも困ったときはお互い様、風評についても安全に関わるデータは国や県が毎日測定し公表している訳だから、あとはお客様の判断、安心に関わる場の提供をしようと各地、特に首都圏、内陸部の方々から有難い申し出を頂いております。今週の日曜日(3.11ですが)は、関越藤岡インター“ららん藤岡”さんにて銚子港フェアが開催されます。詳細は後日、シケが気になりますが...。
最近、まじめに更新してんじゃん...。と言われること、多くなりました。更に、暇なのか?と。何故?と聞くと、あの文章書くのに何時間掛るの?...と。10分くらいですかね..と申し上げると、ウソだろ...。能力のある、ナシに関わらず、これが継続の力。毎日、毎日書いてると習慣になり(時々サボりますが)、46時中いろんなものを観察するようになります。見たり、聞いたり、感じたりしたこと、開始した6年前と同じ感覚でありますが、気が付けば写真は3万枚、メモ、ノートは無数...。戯言と言いながら、毎日お付き合い頂いている方が何百、何千という数字になると、励みと言いますか、動機と言いますか...。要するに好きで書いているだけですので。不特定多数1万人より、熱狂的な10人、100人...。小さく、狭く、深く、濃く...であります。気が付けばそろそろ1500回。これから何回続くのか分かりませんが、気概としてはずっと...。あと25年続けると1万回...。68歳ですか...。1日のうちに10分でも、自分を見つめなおす時間があり、それを継続していくとその先に何があるのか分かりませんが、貴重な時間をできるだけ無為に過ごさないよう、これからも戯言集を続けて参りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
久しぶりに、本当に久しぶりに魚の胸ビレの骨...。タイのタイと呼ばれる部分で、これはハマチだったので、さしずめハマチのハマチでしょうか。それにしても、魚の胸ビレの骨、どの魚も本当に魚の恰好をしております。ブログの読者さんから、魚食普及に小学校で取り組んでます...とメール頂いたことがあります。産地では魚に骨があるのはあたり前じゃねえか!となりますが、販売側にしてみれば、そういったってお客さんからクレームが...。魚食文化が廃れたとか、骨ぐらいバリバリ食べやがれと言った精神論とか、そんなの一度棚上げし、魚の胸ビレ探しでも。小学生とやると、みんな興味持って、結果として食べ残しが無くなって行きました..と。何事も何らかの行為のあとに結果として。活性化とか、あれも、これも、すべからく結果としてであります。その行為、出来るだけ楽しみ(商売をされている場合は利益とか)の要素を加えていかないと....続きません。魚は丸ごと食べて、胸ビレ~カマのあたりを探してみてください。ちょっとした感動であります。何だそんな事くらいで...と思われた方、お疲れモードです。
くじらの大和煮頂きましたので、部室鍋の合間に...。九十九里から南房総にかけての沿岸部は何度か掲載しておりますが、紀州・和歌山の影響を強く受けてきた土地柄でありますし、くじらを食べるのは特に違和感がないどころか、もともと食べてましたので、懐かしくて美味しい....。淡々とそういう感想であります。世の中には違和感がある方もいるようですし、捕鯨そのものの是非も叫ばれてますが...。手元に調査捕鯨の資料があるんですが、くじらは増えてるし、そのくじらが食べる海洋生物の総量は年間3億~5億㌧と、全世界の漁獲高の3~5倍とありました。偏った生物の保護は異常繁殖を生じさせ、生態系全体の多様性を脅かし、系全体の崩壊を伴う...。確かにそうだろうと思います。偏った保護はどこの世界でも問題を生じさせるものです。何よりもくじらを食べるのは食文化。ごちゃごちゃいう筋合いのものか?と思っているのですが、この表現すらもいけないことなのでしょうか?