銚子・角巳之・三代目

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無題

2007年02月13日 | 花筏倶楽部

100_1199 花筏さんの最新作。そろそろ春の息吹が感じられる今日この頃、ひな祭りに引っ掛けてあるな...とは無粋な私でも少々感じ取る事は出来ますが、また余計な事を書くとボロが出るので本日も無題とします。心の目でご鑑賞下さい。作品はいつものように銚子駅近く、Sホテルのロビーに展示してあります。ところで連休中は銚子に沢山の観光客の方々がお越しになったようです。銚子電鉄は満員でしたし、国道126号、356号も渋滞してました。故ありまして何組かの観光客の方々をご案内したのですが、いろいろ率直なご意見も頂きました。ご意見の多くは、パンフレットに乗っているような観光地や飲食店ではなく、地元の人しか知らないような、そういう隠れた名所&名店を教えて。というもの。やはりお客様をお迎えするには、自らが地元を良く知らないといけない。改めてそう思いました。弊ブログでも、そういう場所を何度か掲載させて頂いた事があります。私の場合、自然散策のプロが仲間におり、その方々にくっ付いてあちこち走り回って参りましたが、それでもまだまだ知らないところが多い。反対に観光客の方々に教えて頂く場合も....。観光の楽しさは綺麗な風景、美味しい食事、開放感...沢山ありますが、人と人との出会い。そのご縁による新しい交流や発見などが最大の醍醐味のような気がしております。


イワシの刺身

2007年02月12日 | 銚子のうまいもの

100_1171 本日は祝日ですが、最近は日曜日、祝日という概念が無くなってしまいました。新たなチャレンジ、基盤作りに奔走している訳で、休みだ、遊びに行こう。などという余裕が全く無い。そんな余裕の無いことではダメだ。と忠告されたりしますが、やるべき時期に、やるべき事を必死でやらないと後悔する。そんな思いが頭から四六時中抜けない、貧乏性の私であります。が、写真のように美味しいものや地域の仲間に恵まれて、問題山積ではあっても前向きに充実した日常を送る事が出来るということは何事にも変えがたい財産でしょう。理屈はこれくらいで、写真は真イワシの刺身。朝揚がったばかりのモノを氷で〆て、夜、師匠が刺身にしました。20人近くでテーブルを囲んだのですが、その中にイワシの刺身は生臭くて食べられないという方がおり、写真の刺身をバクバク食べて、この魚は何ですか?と質問。イ・ワ・シ・で・す・よ。と申し上げたら、絶句してました。今までのイワシの刺身は何だったんですか....。これがイワシの刺身です。写真をよ~くご覧下さい。真イワシですが、そろそろ腹に卵を抱えているようです。これから産卵期を迎え、脂が抜けて味が落ちて参りますが、また梅雨時期に一年間で最も美味しい“入梅(にゅうばい)イワシ”となって帰って参ります。全国的にイワシが獲れない中、銚子・波崎では水揚げがあり、刺身で食べる事が出来ます。刺身だけでなく、この状態の原料がその鮮度のまま急速凍結されています。急速冷凍されたものは解凍しても尚別格の味を保っております。


野菜の色

2007年02月11日 | イベントに参加

100_1189 昨日のグリーブさん続き。リニューアルの基本コンセプトの一つは、太陽光の下で野菜の“色”を見て頂きたい。という事だそうです。私現在は田舎暮らしゆえ、近くに田んぼや畑がありますが、東京に居た時を思い起こせば、野菜を見るのはスーパーマーケットか自宅の蛍光灯の下。野菜に限らず、肉も魚も蛍光灯の下で見ておりました。何が言いたいのかと申しますと、食材の“色”は非常に重要だという事です。購買意欲をそそるように“美味しそうな色”を演出する事は可能で、それを全部否定する訳ではないけれど、その食材の本当の色を知る事は鮮度その他をはかる大切なモノサシだと思うからです。畑や港から直接持っていったけれど、美味しそうな色ではないからと購買意欲が湧かない。ならば美味しそうな色にしてやろうとするか?それが本当の色ですよとお伝えするか?の違いかもしれません。手っ取り早いのは前者の方ですが、これが長く続いてしまって“食と農の距離”が大きく離れてしまった。故に食育という活動を国全体で行わざるを得ない状況に追い込まれた....。たかが野菜の色と言う無かれ。色は重要です。


リニューアル!

2007年02月10日 | イベントに参加

100_1193 いつもお世話になっております、印旛のGさん。一昨日、リニューアル・オープンされました。Gさん、Gさんと書いて参りましたが、ブログも1年以上経過しますと、もう読者の方にはバレているようですね。印旛本店の他、千葉そごう、東京経堂・洗足に売り場を持っておられるグリーブさんです。グリーブという名の由来は、印旛沼に棲息する水鳥・カイツムリの英名で地域の公募で決められたそうです。銚子から印旛までは車で1時間半くらいですが、この距離を走ると直売所を10ヶ所くらい簡単に見つける事が出来ます。それだけ直売所が多いという事で、千葉県内のみならず、これは全国的な傾向であります。直売所の市場規模も大きくなっているようですが、競争も激化しており、リニューアルできるところは稀な存在です。最初は農家の後継者の方々を中心に農業を熱く語る“場”が出来て、だんだん形になって売り場が出来ていく。例えばトマトはトマトだ。と思っていたお客さんが生産者と語り合い、そのトマトにも沢山種類があって、色々な生産方法、料理方法があることに気付き、値段“以外”の価値基準を持つに至る。それからどんどん共感の輪が広がって....。色々な直売所さんの成長過程はこのようなものだと思います。文章で書いてしまえば簡単ですが、そこに至るご苦労の数々は筆舌に尽くし難い。銚子から何故印旛に行くか?と言えば、そこが好きだから。ですが、さらに理由を続けると、同世代の後継者が溌剌としており、食糧生産や地域を熱く語る場になっているからであります。明日(2/11)はここで“牛の丸焼き”大会があるそうです。


太ったカモメ

2007年02月09日 | 銚子のカモメ

100_1169 このブログの読者で、娘さんが東京海洋大学に通われている方がおります。以前メール頂きました。大学の実習で銚子へ行ってまず驚いた事。カモメの数もそうなんだけど、あのデカさ。って言ってましたよ。との事。確かにデカいです。あれだけエサに恵まれればそりゃそうだろうと思いますが、これだけ太って飛べるのだろうかと下世話な事を考えてしまいます。写真のカモメ、下から見上げたらペンギンのようでありました。二年前までの私も、こんな体型。何とかせねばと歩き回り、今は“虎の穴”(これで世代が分かります。私は再放送世代ですが)と名付けられた先輩のところの筋トレルームで体型維持に努めております。お恥ずかしい話、肩が上がらないほど痛かった(30代なのに40肩でした)のが、今では懸垂が出来るまでになりましたし、スポーツ障害の後遺症で膝、腰が痛かったのですが、これも随分緩和されました。美味しいものに恵まれて、運動不足になれば、すぐに今話題のメタボリック・シンドローム。美味しいものを食べるにはまず健康ですし、美味しいものを美味しく食べ続けるには自己管理が非常に大切と、改めて良~く分かって参りました。ただ分かってもまた挫けるのが人間の悲しいサガ。やはり仲間が必要かと思います。東京にいた時は、仕事が終わって仲間と一杯は至福の時でありましたが、最近はアルコール抜き。仲間と筋トレしてから低脂肪乳です。不思議なものでこれまた至福の時を感じております。単なる自己満足かも知れませんが....。


サメガレイ

2007年02月08日 | 銚子で揚った珍しい魚

100_1167 写真はナメタガレイかと思って通り過ぎましたが、良く見るとどうも違うようでした。師匠に聞いたらこれはサメガレイじゃないかとの事。図鑑で見たら背中の模様や形、何よりも最大の特徴である皮(サメ皮のような突起物あり)からサメガレイと推測致します。違っていたら投稿下さい。サメガレイとするならば、これは北海道から三陸で珍重されているカレイで、刺身で良し、煮て良しの優等生ながら、見た目とあまり揚がらない事から人気がないと言う事でした。本当ならもったいない話。次に見掛けたら食べてみようと思ってます。


カワラケの煮付け

2007年02月07日 | 料理に挑戦

100_1166 写真はカワラケ(カテゴリ:銚子の魚参照)の煮付けをそのまま放置し、冷えて固まった翌朝の状態です。“煮こごり”という料理がありますが、まさにその状態。因みにこれはカワラケのヒレを塩で何回も揉んでヌメリを取り、酒、醤油、みりん、砂糖だけで煮たもの。カワラケの成分が煮汁に溶け出し、冷えて固まったものです。これコラーゲンの塊と珍重されている方もおります。さてカワラケ、正式名称はガンギエイ。北海道で有名なカスベとほぼ同種だと思います。エイを食べようというと、沢山の魚が日常的に揚がる銚子で、何が好きでエイを食うんだ!という方もおりますが、食べれば絶対に納得されるはず。美味いです。私はカレイの煮付けより、こちらの方が断然美味いだろうとさえ思っております。身離れが良く、軟骨も噛み砕けるくらいの硬さ(食べてしまう人が多いです。コリコリとした独特の食感)です。知人の韓国の方はこれが大好物なんですが、変なものを食べる。では無くて、韓国の方は美味しいものを知っていると言い直すべきでしょう。あのゼラチン質は間違いなく美容とか薬効成分もあるはず。美味しく食べて綺麗に、そして健康に。足元を見ると銚子にはまだまだ隠れた逸品が眠っております。


佐原駅

2007年02月06日 | 千葉再発見

100_1161 佐原駅。久しぶりに行って参りましたが、相変わらず良い雰囲気でした。郊外が開けて中心市街地はかつての勢いを感じませんが、古い街並みが残り、伝統文化も継承されております。銚子から車で40分くらいのところ、親近感のある街で、私も大好きな街の一つです。佐原というと、日本地図の原型を作った偉人・伊能忠敬の出身地としても有名。街の至る所でその偉業を感じる事が出来ます。古い街並みあり、伝統文化の継承(山車、お祭りなど)があり、水生植物園があり....、利根川が複雑に合流するところで、運河の雰囲気も最高です。このブログは銚子の日常を発信する事を目的に開設しましたが、ややもすれば、俺らが街“だけ”が最高で、あとはダメ...。のような論調になったりします(そう誤解されても仕方ない言動も)。私も日頃から気を付けておりますが、ついつい地元の宣伝が多くなる。ただ地方暮らしを始めて、そろそろ2年になりなんとする昨今、どこの街も財政的に苦しく、地場産業には後継者がおらず、過疎が止まらず活力が削がれている...。こういう認識に至った時に、重要なのは自分の住んでいる地域や、その周辺の方々との関連性を良く理解し、良いところは学び、協力する時は協力する。こういうスタンスだと感じております。今回佐原を取り上げたのは、ただ好きな街だから。という他、理由はありませんが、利根川繋がりと考えると、これから共通の話題が多くなってくるだろうと思っております。


サルエビのかき揚げ

2007年02月05日 | 料理に挑戦

100_1154先週末は市内の各所で節分の行事が行われていましたので、その話題を。と思っておりましたが、バタバタしていて写真を撮り忘れ...。そう言えば節分=イワシの由来は?と思い、ちょうどイワシが揚がってましたので、それにしようとしたらこれまた撮り忘れ....。で、今週のスタートも美味しいものから。 サルエビ(カテゴリ:銚子の魚参照)が手に入ったので、これまた師匠に頼んでかき揚げにして頂きました。ちょっと小さかったので、処理が面倒なのですが、これは美味しいものを食べるために必要な過程だと。(師匠談)エビかき揚げはどこにでもあるでしょうが、このサルエビ、味は非常に濃厚で風味は何ともいえない良い具合です。あえて尻尾を残した事も抜群の食感となりました。中身はサルエビとネギのみ。なんですが、東京で食べると1個いくらに付くのかな~、なんて野暮な事を考えながら、結局殆ど無言であっと言う間にお皿が空になりました。


マックス・コーヒー

2007年02月04日 | 日記・エッセイ・コラム

100_1148 これが噂のマックス・コーヒー。19歳で上京した時、このコーヒーは全国区だと思っており、東京の仲間に話したらバカにされました....。これ千葉県北東部、茨城県南東部のみの限定販売なのだそうです。利根川を挟んで両対岸、いわゆる“ちばらぎ”地区です。正確には、ちばら“き”かも。茨城県の方に“いばらぎ”というと、いばら“き”だと訂正される事がありますので....。さてマックス・コーヒー、銚子周辺ではメジャーで、“マッコ”などという短縮形も用いられております。ところで味は?という事ですが.....、ちばらき地域にお越しの際は是非ご自身でお確かめ下さい。きっと忘れられない味になると思います。


ボタンエビ

2007年02月03日 | 銚子の魚

100_1036 写真はボタンエビ。中型底引きに入って参ります。産地であっても入荷量はごく少量。よって首都圏で食べられる事は稀だろうと思います。銚子ではお寿司屋さんや魚料理専門店で食べる事が出来ますが、これまた産地特権だろうと思います。私はエビ、カニの判別が未だに良く分からないので、こういうのを見つけたら特殊モノ(主に寿司店等にエビやカニ、貝類を納めている方々)のプロを捕まえては質問攻めにしております。このエビ、正式名称がボタンエビなんですが、首都圏等で一般的な“ボタンエビ”は“トヤマエビ”という種類のものを指すのが一般的なのだそうです。写真のエビもトヤマエビも同じタラバエビ科。紛らわしいです。トヤマエビは名前の如く富山湾で獲れるエビを指すようですが、漁獲量は北海道が最も多く、札幌や小樽の寿司店で名物になっております。昨年の今頃はベニズワイガニを掲載しました。銚子でベニズワイ?というメール等を頂きましたが、百聞は一見にしかず。私は毎日市場に通い、この目で見ております。水揚げの多さばかりが銚子の特徴とみなされがちですが、実は年間500以上とも言われる種類の多さも銚子港の特徴の一つです。折りしも今月から千葉県の観光キャンペーン開催中。お寿司屋さん等で“ボタンエビ”を探してみたら如何でしょうか?


ゴボウセグロの南蛮漬け

2007年02月02日 | 料理に挑戦

100_1138 セグロ(カタクチ)イワシ、特に大型のゴボウセグロと呼ばれるサイズが揚がってます。手開きにして、酢漬けにしたり、そのまま干したりするのが一般的なのですが、いつものように一工夫。小アジの要領で、南蛮漬けになりました。これまた師匠の作ですが、何かのコマーシャルのように、やめられない、止まらない....。このセグロが刺身で食べられるのが銚子(刺身で食べられるくらい鮮度が良いと言う事)です。お隣の旭市飯岡ではこのセグロをブランド化、確かヒカリ・イワシと言ったかと思いますが、それだけ価値の高い魚だろうと思います。銚子のスーパーの売価は100g30円前後と驚くほど安いですが、一工夫で高級魚にも負けない美味しさです。セグロは鮮度劣化が非常に早く、すぐに変色してしまいます。こういうのは産地でしか食べられない醍醐味かと思います。我々、知らず知らずに商品の価値=値段。と決め付けてしまいがちですが、値段が高い=美味い=高級では決してありません。この南蛮漬けが証明しておりました。


冒険遊び場

2007年02月01日 | イベントに参加

100_1137 以前掲載しました、冒険遊び場の活動風景です。この日は餅つきあり、つみれ汁あり...とまたまた楽しいひと時でありました。銚子と言えども子供の遊び場が少なくなりました。不審者の問題などもあるようです。私は子供の頃から釣りが好きで、小学生の時から仲間と良く行ってましたが、仕掛けその他は漁師さんや地域のおじいさんに教わりました。釣れる場所とか、潮目の見方....、今でも覚えておりますが、遊びと言えども真剣で、こういう地域の繋がりはごく普通の事でありました。今は無くなったな~。と思っていたら、こういう活動をシッカリとされてきた方々がいるんですね。この活動、60歳以上の方々で結成されているNALC(ニッポン・アクティブ・ライフ・クラブ)という大阪に本拠を置く組織の銚子支部も支援活動をしております。今は高齢者と言ってはいけないそうです。アクティブ・シニア(活動的な年配者とでも訳すのでしょうか)なのだそうです。たしかにお元気な方が多い。幼稚園・小学生とその親御さん、そしてアクティブ・シニア...。この場には世代を超えた交流があり、本当に楽しそうなお子さん方の笑い声が響いております。この場所は、銚子明神小学校前の東部公園(不動様)です。近所なんですが、行く度に新しい発見があります。小高い丘の上からは銚子港が見えます。絶好の散策コースです。