銚子・角巳之・三代目

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シンポジウム感想③

2007年02月23日 | 利根川シリーズ

000_0772 自然は征服できると考える欧米と、共存せねばと考えるアジア各国。どちらが良いのか?という事ではなくて、それらは、そこに住む人々が、その風土と折り合いを付けるために長い年月を掛けて到達した考え方。ただ昨今の温暖化などの環境問題、宗教対立などを鑑みるに、もはら“力づく”の論理は通用しない事は明らか。欧米でもアジアや仏教に関する関心が高まっているようですが、その関心は今までのような奇異なものに対する好奇心ではないようです。実は世界から関心を持たれているアジア的な“共生”の論理。しかしながら、外ばかり見てきたために足元から学ぶ事を忘れてしまったのかもしれません。今から150年くらい前の日本には、鎖国しても暮らして行ける仕組みがありました。当然の事ながら現代において諸外国との関係ナシに生活が成り立たないのは事実であります。鎖国が良いという事を言うつもりは全くありませんが、150年前の知恵を振り返ることは可能ですし、そこには“もったいない精神”や“循環社会”の原型があると感じています。その延長に、風土とか環境・景観とか、食糧生産とか、地域コミュニティーとか。実社会で起こる様々な問題。何かおかしいぞ。と感じている方も多いと思います。昔を懐かしんでも何の解決策も見付からず、個人の生活様式を変えて行かねばならないと言われておりますが...。続きは明日。写真は銚子第二漁港から銚子の市街地方面。架け替え工事中の銚子大橋に夕陽が沈んでおります。